小川天文台・プラネタリウム館

小川天文台・プラネタリウム館は、長野県小川村の大洞高原「星と緑のロマントピア」内にある天文・星空施設です。プラネタリウム館には、古典的な光学式恒星投影機を使用して、小川村で撮影された星空映像を投影する構成になっており、地域の星空を身近に感じさせる演出が特徴です。天文台には直径7メートル・高さ9.3メートルの開閉式ドーム、60センチ反射望遠鏡を備えており、20等星以上の観測が可能です。

プラネタリウムの定期投映スケジュールは、水〜金曜は13:00・15:00、土日祝は11:00・13:00・15:00の3回上映される方式を採用しており、生解説付きで星空案内も行われています。夜間には天体観測会も開催され（通常20:00台）、宿泊施設「星と緑のロマン館」の利用者には優先的な観測機会が設けられることもあります。

また、ドーム・望遠鏡だけでなく、ロマン館や敷地周囲の景観整備にも配慮されており、北アルプスなどの山々を背景に星空を見る環境が整えられている点も見どころです。 プラネタリウムと観測、そして風景・地域性を組み合わせた “星を感じる拠点” としての特色が際立つ施設です。

施設概要

• 施設名
  小川天文台・プラネタリウム館（星と緑のロマントピア内）

• 住所
  〒381-3301　上水内郡小川村大洞高原

• アクセス

　　車でお越しの方
　長野ICから34km 約50分

　　JR・バスでお越しの方
　JR北陸新幹線 長野駅下車 バス約50分
　JR大糸線 信濃大町下車 循環バス約20分

• 開館時間
  水・木・金曜　午後1時～　午後3時～
  土･日曜・祝日　午前11時～　午後1時～　午後3時～

• 休館日
  冬期は休館 (積雪の状況による)

• 電話番号
  026-239-3789

• 公式サイト
  小川天文台・プラネタリウム館（星と緑のロマントピア内）

座席・料金情報

• 座席の種類
  • 直径7m×高さ9.3m、60cm反射望遠鏡を装備
• 施設規模
  • ドーム径：8m｜座席数：80席｜座席の配列：？
• 機種
  • ミノルタ　MS-8
• 料金
  • 中学生以上 500円　小学生 300円 小学生未満 無料
  • 宿泊者無料

上映プログラム

• 現在上映中
  • 日中の定期上映
    13:00・15:00（平日）、11:00・13:00・15:00（土日祝）

• 定番プログラム
  • レトロ光学式星空投影
    昼間でも小川村の星空を生解説付きで再現

• 特徴的な企画
  • リアルタイム電子観望会
    60cm望遠鏡に接続したCCD映像をモニターで共有
  • 星空＋自然体験
    「星と緑のロマン館」宿泊者向け観望会あり
  • 撮影プレゼント
    来訪者に小川村で撮影した星景写真をプレゼント

おすすめポイント

訪れた人の声と総評

• 訪れた人の声
  「駐車場から展望台までの眺望も素晴らしく、プラネタリウムも綺麗でした」
  「天の川と流れ星を見られて、天然のプラネタリウムそのもの」

• 総評
  小川天文台・プラネタリウム館を訪れてまず感じたのは、「地に根ざした星空を演出する温かさ」のような空気でした。プラネタリウム館では、地域で撮影された星空映像を用いた投影と生解説が組み合わされており、まるで小川村の星空に語りかけられているような距離感を感じました。古典光学式投影機を使っていると聞くとややクラシックな印象もありますが、その分「星と語る時間」がゆったりと流れる趣があり、近代的な装置とは違う魅力がありました。夜の天体観測では、60cm反射望遠鏡で20等星以上まで観察できるという本格性に心が揺さぶられ、特に月明かりなど邪魔が少ない夜には淡い星雲や銀河の淡い光を捉えてくれる場面も期待できそうだと思いました。
  さらに、宿泊施設と連動して観測機会を提供する仕組みや、敷地の景観整備により北アルプスまで視界を広く開けたロケーションは、ただ星を見るだけでない“まるごと星空体験”を提供してくれるように感じました。他の施設と比べると規模は控えめかもしれませんが、そのぶん観客と星空との距離が近く、静かに星を味わいたい時にぴったりの場所だと思います。星空好きなら、ぜひ時間をゆっくり取って訪れてみたい施設です。

近隣スポット情報

• 星と緑のロマン館
  天文台併設の宿泊施設。満天の星空を望める客室と地元料理が人気。
• 大洞高原展望台
  360度パノラマビューの見晴台。昼間も北アルプスや八ヶ岳、夜は星見スポットとしても最適。
• 小川村自然観察園
  森を巡る散策路と昆虫観察。星と自然を一日で満喫できる場所です。