茅野市八ヶ岳総合博物館

茅野市八ヶ岳総合博物館では、土曜・日曜・祝日を中心に、事前予約制でプラネタリウムの一般公開投映を行っています。ドームは展示施設の一部として位置づけられ、「当日の星空」と「月ごとのテーマ」に基づく解説を組み合わせたプログラムが特色で、映像だけでなく解説との対話的な要素が重視されています。

投影は午前10:30～11:15、午後13:30～14:15など、比較的短い回が設定されており、来館者が気軽に星空へ接する入り口を提供しています。博物館本体は自然・歴史・産業・民俗などの展示を備えており、プラネタリウムはその展示空間と連動する役割を担っている点が魅力です。

また、モバイルプラネタリウムを活用した出張投影も行っており、学校や地域施設へ持ち出して星空映像を届ける取り組みも進められています。このように、展示＋投映＋地域普及を統合する構成が、八ヶ岳総合博物館プラネタリウムの強みと言えるでしょう。

施設概要

• 施設名
  茅野市八ヶ岳総合博物館 プラネタリウム

• 住所
  〒391-0213 長野県茅野市豊平６９８３

• アクセス

　　JR茅野駅からバスでお越しの方
　麦草峠線、白樺湖・車山線、渋の湯線「福沢入口」下車 徒歩約5分
　理科大線「理科大入口」下車 徒歩約1分
　メルヘン街道バス「粟沢橋」下車 徒歩約20分

　　車でお越しの方
　中央自動車道諏訪インターチェンジから車で約20分

• 開館時間
  午前9時～午後4時30分

• 休館日
  毎週月曜日（月曜日が祝日または休日の場合、その翌日）、
  祝日または休日の翌日（その日が祝日または休日、土曜・日曜の場合、その翌日）、年末年始

• 電話番号
  0266730300

• 公式サイト
  茅野市八ヶ岳総合博物館 プラネタリウム

座席・料金情報

• 座席の種類
  • 一般的なプラネタリウム座席（映画館に近い形式、扇形または水平配列）
  • リクライニング機能付きの席も一部あり
• 施設規模
  • ドーム径：5m　座席数：20席
• 機種
  • アストロアーツ製投影機
• 料金
  • 入館料
    • 大人 400円(300円)　大学生・高校生 300円(200円)　小中学生 200円(150円)
    • ()内20名以上ご利用の団体割引
• 予約方法
  • 一般投影(要事前前予約)前月20日から電話で予約受付開始

上映プログラム

• 現在上映中
  • 土曜・日曜・祝日に投影（休止日あり、要事前確認）
  • 投影時間：10:30〜11:15／13:30〜14:15の45分

• 定番プログラム
  • 当日の星空と月ごとのテーマ解説
    専門学芸員がその月の星や宇宙話題を分かりやすく解説

• 特徴的な企画
  • 月替わりのテーマ例（2025年6月は「火星由来の隕石」、7月は「南半球の星座と天の川」など）
  • モバイルプラネタリウム出前授業
    公民館や学校での移動式上映も実施

おすすめポイント

訪れた人の声と総評

• 訪れた人の声
  「月ごとのテーマ制は飽きずにまた行きたくなる」
  「専門家の生解説で子どもでも興味を持てる内容だった」
  「モバイル投影で学校でも体験でき、とても好評だった」

• 総評
  八ヶ岳総合博物館のプラネタリウムに触れて感じたのは、「地元の自然感覚と星空を近づけようとする誠実さ」が伝わってくる体験でした。比較的小規模であることが、かえって観客との距離を縮め、生解説の語り口がダイレクトに響いてくる印象を受けました。
  特に「当日の星空＋月のテーマ」という構成は、訪れたその日の星空を見たくなる気持ちを刺激してくれます。上映時間も45分ほどとコンパクトで、展示→プラネタリウム→観望という流れを自然に組み立てやすい設計だと感じました。
  さらに、モバイルプラネタリウムで地域に星空を届けようとする姿勢を知っていて、それが単なる“施設内の投映”を超えて「星空普及の拠点」であることを示しているように思えました。展示と天文というテーマの架け橋になる場として、プラネタリウムに興味がある人だけでなく、博物館を訪れるあらゆる人に“星を見るきっかけ”を差し出してくれるような印象を受けます。
  他施設に比べて設備やスケールは抑えられているかもしれませんが、そのぶん観客との対話性と地域志向が色濃く感じられ、静かに心を揺さぶられる場だと思いました。

近隣スポット情報

• 八ヶ岳自然文化園
  ドームと並ぶ自然観察施設で、遊歩道や花畑、屋外天文台も楽しめます。
• 蓼科湖
  湖畔の景勝地。散策や季節の自然風景とセットで訪れるのがおすすめ。
• 北八ヶ岳ロープウェイ（霧ケ峰）
  ドームから約車30分。山頂駅は展望スポットで星空撮影にも人気。