関市まなびセンター（コスモホール）は、通常のプラネタリウム設備を持たず、不定期に 移動式プラネタリウム を設営して投影を行う方式を採用しているユニークな施設です。ドーム径は約12メートル、座席数は100席とされ、座席は一方向傾斜型の配置です。投影には メガスターzero を使用し、オール生解説形式でその日の関市の星空解説とテーマ解説を組み合わせた番組を提供しています。
プラネタリウム投影日は月に数回設定されており、上映回数は土日を中心に複数回行われることが多く、夜間には観望会付き回もあります。
また、天文台設備として屋上に口径15 cmのクーデ式屈折望遠鏡を備え、観測会を併設することもあります。このように、固定設備を持たない代わりに移動型投影機と地域星空を題材にしたライブ解説を強みにする形式で、地域に即した星空体験を提供している施設と言えます。
施設概要
- 施設名
関市まなびセンター（コスモホール）
- 住所
〒501-3802 岐阜県関市若草通２丁目１
- アクセス
電車でお越しの方
鉄道 長良川鉄道関市役所前駅下車徒歩約10分
車でお越しの方
車 東海北陸自動車道 関インターから車で約10分
バスでお越しの方
岐阜バス市内巡回（わかくさ・プラザ、市役所発着）
- 窓口
午前9時〜午後5時
- 休館日
毎週月曜日及び祝日の翌日、年末年始
- 電話番号
0575-23-7760
- 公式サイト
関市まなびセンター（コスモホール）
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席（映画館に近い水平・扇形配列形式）
- 施設規模
- ドーム径：12 m 座席数：100席
- 機種
- 大平技研 メガスター ZERO
- 料金
- 一般300円（団体割引あり：200円）
- 65歳以上・高校生150円
- 中学生以下、障がい者と介護者は無料
- 予約・販売
- 入場開始時間は各回、開始時刻の15分前
- 午前10時の回のみ、団体予約を受け付け
- 人数は20人以上50人まで10日前までにご連絡ください。
上映プログラム
- 現在上映中
- 投影日は年数回、土日を中心に実施
- 回数は通常10:00、11:10、13:30、15:00。観望会付き19:00回もあり
- 定番プログラム
- メガスターzeroによる満天の星空（天の川含む）を主体とし、当日の関市の星空を生解説
- 特徴的な企画
- オール生解説形式で臨場感重視
- 星空コンサートや天体観望会と連携した企画を不定期開催
おすすめポイント
軽量ながら220万個の恒星を光学式で細密投影。天の川のリアルな輝きを体感できる
プロの解説者が関市の夜空や星座の物語をライブで説明。データでは味わえない、感動と学びが広がります。
星を見ながらの生演奏や夜間望遠鏡観望で、家族や大人にとっても忘れられない思い出に
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「身近でプラネタリウムが見られる…感動的で家族みんなで楽しめます」
「コンサート付きプラネタリウムは最高。子供も大人も夢中に」
「大人300円、中学生以下無料と安く、施設もきれいで安心」
- 総評
関市まなびセンターのプラネタリウム体験を想像すると、まずその「移動式＋生解説」という方式の潔さと気概が印象に残ります。固定の大型機器を持たず、毎回投影機を設営し、メガスターzero を用いてその日の星空を語るという手作り感が、観客と星空との距離をぐっと近く感じさせてくれそうです。ドームが12 m、座席100席という規模は小ぶりながら、映像と語りが主役になる空間には十分な余裕がありそうで、生解説者の「語り口」が直接観客に届くような親密さを感じました。
加えて、夜の観望会付きの回があるという点は、映像体験だけで終わらず、実際に星空を見上げる瞬間への導線を用意しているようで、体験コンテンツとしての厚みを感じます。屋上に設けられた15 cmの屈折望遠鏡も、「映像 → 実体験」への興味を裏付けており、プラネタリウムだけでない星空の入り口を提供しようという設計意図が感じられます。
他の施設と比べると、最新設備や常設ドームという点では制約があるものの、その制約を前提にした運営スタイルがむしろその場所固有の「味」を帯びていると思います。設備に頼らない語りと人の力で星を語る場として、静かな共感を呼びそうな施設だと感じます。
近隣スポット情報
- 関鍛冶伝承館
日本刀の歴史や鍛造技術を伝える体験型博物館。刃物の街・関らしい文化施設。 - 関善光寺
戦国時代から続く寺院で、静かな境内と大仏・宝物館をゆったり巡れます。 - 関シティターミナル商店街
地元グルメやお土産店が並び、散策ついでに食べ歩きも楽しめます。
