公益財団法人国際文化交友会 月光天文台

静岡県

月光天文台（公益財団法人国際文化交友会運営）は、静岡県田方郡函南町にある天文・地学の複合施設で、山麓という環境を活かしながら、プラネタリウムと展示・観測を融合させた構成が特徴です。プラネタリウム館では、直径11メートルの全天周ドーム投影が行われ、椅子は背もたれが倒れる仕様で後方を含めて自然な視界を得られる構造になっています。

投影番組は、季節の星空案内、宇宙映像、風景・写真スライドショーなどを組み合わせ、1日3回程度上映されており、番組ラインナップは定期的に変わります。展示面では「コスモワールド」（宇宙展示）と「ジオワールド」（地学・化石展示）が館内に併設されており、恐竜化石、隕石、鉱物、スーパーカミオカンデ関連資料など、多様な資料が展示されています。

また、4階には「ムーンカフェ」があり、飲食を楽しみながら天文・宇宙に触れられる休憩機能も備えられています。敷地は標高約300メートルの山麓に位置し、富士山や周囲の自然景観が望めるロケーションにも恵まれており、展示→映像→観察→散策といった動線がゆるやかに繋がる体験設計がなされています。

施設概要

  • 施設名
    公益財団法人国際文化交友会 月光天文台
  • 所在地
    〒419-0101　田方郡函南町桑原1308-222 　
  • アクセス

　　車でお越しの方
　新東名 長泉沼津ICを降りて、東駿河湾環状道路（無料）へ
　東名 沼津ICを降りて、東駿河湾環状道路（無料）へ

　　電車でお越しの方
　JR東海道本線函南駅よりタクシーで約10分

  • 開館時間
    午前9時30分〜午後5時 (最終入館は午後4時30分)
  • 休館日
    毎週月曜日（祝日の場合は開館）、第4火曜日、年末年始
  • 電話番号
    055-979-1428

座席・料金情報

  • シートの種類
    • 一般的なプラネタリウム座席（映画館に近い形式、水平または扇形配列）
  • 施設規模
    • ドーム径：11m｜座席数：80席｜座席の配列：扇形｜水平
  • 機種
    • Digitalis　Digitarium KAPPA
  • チケット料金（入館料＋プラネタリウム込）
    • 高校生以上 1,200円　中学生以下 600円　幼児（未就学児） 無料
  • 予約方法
    • 当日受付（全席自由）。団体見学（保育園・学校等）は事前予約制。
    • プラネタリウムは1日3回上映

上映プログラム

  • 現在上映中
    • 「6月の星空案内」
      全天周映像で当月の星座や天文トピックを解説（20分）
    • 「どうぶつロケット～宇宙をうたっちゃおう！」
      土日祝限定、全天周映像による親子向けショー（25分）
    • 「驚異の太陽系」
      全天周大型映像で惑星や宇宙をダイナミックに紹介（30分）
  • 定番プログラム
    • 毎月テーマが変わる星空＆風景写真スライドショー（平面映像、5分×3回）
    • 子どもから大人まで学べる季節星空解説プログラム（月1回～2回開催）
  • 特徴的な企画
    • 定例星空観望会（屋上望遠鏡／月2回開催）
    • 出張観望会・講演会
      希望に応じた出張教室やJAXA・大学教授による講演会を開催

おすすめポイント

星空案内・子ども向け・宇宙・地学の複合プログラムで飽きずに楽しめる構成

プラネタリウムだけでなく化石・鉱物・宇宙展示など多様で、学びが深まる体験が可能

富士山望む清浄な環境、屋上展望台カフェ、化石庭園やキッズパークも併設され、家族連れに理想的

訪れた人の声と総評

  • 訪れた人の声
    「アクセスは大変だが、わざわざ来る価値がある」「自然の中で解説が丁寧で満足」
    「プラネタリウムと望遠鏡、展示が揃い、一日満喫できた」

  • 総評
    月光天文台を訪れた体験から得た印象は、「展示・映像・自然景観が溶け合う星空体験の拠点」というイメージです。プラネタリウム館に入ると、11メートル全天周ドームと背もたれ可倒座席の構成が、星空に没入しやすい環境を醸し出しており、まるで星々に包まれるような感覚を味わえました。映像と星座案内、風景スライドの組み合わせによって、静かな語りとビジュアルが交互に刺激を与えてくれ、物語としての宇宙が立ち上がるように感じました。
    展示館を巡ると、恐竜化石や隕石標本、鉱物、さらにはスーパーカミオカンデに関するモチーフなどが並び、地球と宇宙を結びつける視点が常に意識されていることに感心しました。特に、映像と展示の“クロスポイント”を意図した展示配置が、ただ観るだけでなく考えさせる体験を後押してくれます。
    また、ムーンカフェと屋上展望空間が休息と眺望を提供してくれる点も、訪問者を急かさず滞在させる余裕を感じさせます。自然背景とのつながりが強く、晴れ間には周囲の山並みや富士山が視線に入ることで、“映像の宇宙”と“現実の空”の境界を薄く感じられました。強いて気になる点を挙げると、投影回数が限られていることや座席数のキャパシティ制約があるという口コミも見られる点ですが、それを含めても、映像・展示・自然が一体となった場として印象に残る施設だと思います。

近隣スポット情報

飯塚瑠衣

小さなころから星空を眺めるのが好きで、家族旅行のたびに各地のプラネタリウムをめぐってきました！社会人になった今も、その趣味は変わらず、これまでに全国50か所以上のプラネタリウムを訪れています。
このサイトでは、「これから行ってみたい人が、安心して選べるように」「もっと多くの人に、星空の魅力を届けたい」という想いから、各施設の見どころ・アクセス・座席情報などをわかりやすく紹介しています。
どんな方でも楽しめる“星の世界”を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

wp-adminをフォローする
タイトルとURLをコピーしました