国立信州高遠青少年自然の家

国立信州高遠青少年自然の家は、長野県伊那市の自然豊かな高原地帯に位置する青少年教育施設で、プラネタリウム（スタードーム・スターギャラリー）を備えています。このプラネタリウムは宿泊者向けに無料で利用でき、施設内に導入された映像機器を使って星座や宇宙の話を来訪者に伝える役割を担っています。

また、自然の家では「信州高遠星空観察会」など、望遠鏡を用いた本格的な星空観察プログラムを定期的に実施しており、夜空を映像で見るだけでなく、実際に星を見上げる体験とのセット構成が特徴です。プログラム中には、プラネタリウム解説を交えた星座や宇宙の話を盛り込み、雨天時には映像解説中心に切り替えるなど柔軟な対応も行われています。

施設全体は宿泊棟、学習室、運動施設、屋外自然活動設備なども併設しており、プラネタリウムは「夜のプログラム」の一部として、自然体験と学びを結びつける拠点の一角を担っています。

施設概要

• 施設名
  国立信州高遠青少年自然の家（プラネタリウム：スタードーム）

• 住所
  〒396-0301 長野県伊那市高遠町藤沢６８７７−１１

• アクセス

　　関東方面からお越しの方
　東京－中央自動車道
　諏訪I.C－国道152号線
　　関西方面からお越しの方
　大阪 － 名神高速道路
　小牧JCT － 中央自動車道
　伊那I.C － 国道153・361・152号線

• 受付時間
  午前8時30分〜午後5時15分　(年末年始除く)

• 休館日
  年末年始、施設等整備の日、他休館日があるので公式HPをご覧ください。

• 電話番号
  0265962525

• 公式サイト
  国立信州高遠青少年自然の家

座席・料金情報

• 座席の種類
  • 一般的なプラネタリウム座席（映画館に近い形式、水平または扇形配列）
• 施設規模
  • ドーム径：不詳　座席数：銀河（プラネタリウム室）部 約30人規模
• 機種
  • 不明
• 料金
  • プラネタリウム投影・天体観望などすべて無料（基本は宿泊や日帰り参加者対象）
• 利用方法
  • 宿泊または日帰りプログラム参加が前提、予約はWebまたは電話で

上映プログラム

• 現在上映中
  • 施設主催の「星空観察会」時に、晴天・曇天に応じてスタードームで星座・宇宙解説を実施
  • 組織的なプログラムではなく、下記体験型イベントに連動

• 定番プログラム
  • 星空観察会でのプラネタリウムを用いた星座解説と天体紹介
    300mm反射望遠鏡を併用した実観測スタイル
    雨天時はプラネタリウム中心の解説＋工作など代替プログラム

• 特徴的な企画
  • 「信州高遠星座観察会（1泊2日）」
    冬季開催で、月や惑星、星座を300mm望遠鏡で確認
  • プラネ＆クラフト体験
    プラネタリウムで学んだ後、「星座早見盤づくり」など工作を通して理解を深める

おすすめポイント

訪れた人の声と総評

• 訪れた人の声
  「講師の話がわかりやすく、プラネタリウムも面白かった」
  「曇りの日でも早見盤づくりなどで星空学びが止まらず満足」
  「300mm望遠鏡で月や惑星を見られて感動した」

• 総評
  国立信州高遠青少年自然の家でプラネタリウムを体験した印象としては、「宿泊・自然体験と星空をつなぐ道筋が濃い施設だな」という思いがまず浮かびました。宿泊者向けに無料でプラネタリウムを提供している点から、夜の星空プログラムはこの施設の“夜の柱”として位置づけられているように感じます。映像で星座や宇宙の知識を受け取ったあと、晴れた夜には望遠鏡を使って実際の星空を観察する流れを想定した設計が透けて見え、そのプランを想像するだけでワクワクしました。
  特に「星空観察会」で使われる300mm望遠鏡をはじめとする観察設備と、プラネタリウム解説を連動させる構成は、映像とリアルな空間を往き来させる体験を重視しているなと感じます。雨天対策としてプラネタリウム中心プログラムに切り替える柔軟性も、参加者の期待を裏切らない配慮だと思います。一方で、宿泊施設中心の運営ゆえに、日帰り来訪者や夜だけ訪れる人にとっては利用機会が限られる可能性を感じました。他の都市型プラネタリウム施設に比べると派手さや設備の最新性では目立たないかもしれませんが、そのぶん自然と時間をゆったりと使って星空を味わう余地があり、「宿泊＋星空」を前提に選ぶならとても魅力的な選択肢だと思います。

近隣スポット情報

• 高遠城址公園
  春には城壁と桜の絶景、歴史と自然の散策にもぴったりの名所。
• 伊那市民俗資料館
  地域の古民具や暮らしを展示、自然と文化を学べる施設。
• 茅野市白樺湖
  車で約30分、湖畔の風景と星空散策、美しい夜景観賞が楽しめます。