なよろ市立天文台「きたすばる」プラネタリウム

北海道

北海道名寄市にある「きたすばる」は、市立天文台に併設されたデジタル式プラネタリウムで、2024年末に最新鋭「ステラドームプロ」へとリニューアル。直径8mの継ぎ目のないドームスクリーンに、2台の4K‑e-shiftプロジェクターで夜空を鮮明に映し出します 。ドーム中央に投影装置がない設計で、開放感のある空間に全50席を配置。一部座席に格納式テーブルと電源が備えられ、車椅子利用者も収容可能です。

4K映像と5.1ch音響による没入型の上映では、「今夜の星空」や最新天文トピックス、低緯度オーロラ再現など幅広いコンテンツを楽しめます。さらに、ピアノと星を組み合わせたプラネタリウムコンサート、ドキュメンタリー番組、イベント上映「熟睡プラ寝たリウム」など、音楽・映像・癒しが融合したユニークな体験も用意されています。併設の観測施設では国内でも有数となる北海道大学設置の直径1.6m大型望遠鏡「ピリカ望遠鏡」や50cm望遠鏡で実際の星を観望でき、プラネタリウムと生観測が連動する総合的な天文学習拠点です

施設概要

  • 施設名
    なよろ市立天文台「きたすばる」プラネタリウム
  • 住所
    〒096-0066 北海道 名寄市 字日進 157番地 1
  • アクセス

  車でお越しの方
 道央道・士別剣淵ICから国道40号線を北上し、約45分ほどで名寄駅へ。
 名寄駅から道立サンピラーパークへ向かい、サンピラーパーク内の星見の丘へ。

  JRでお越しの方
 JR「名寄駅」から車で約15分

  • 開館時間
    夏期
    4月から10月
    13時00分から21時30分
    冬期
    11月から翌年3月
    13時00分から20時00分
  • 休館日
    毎週月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土・日曜日を除く)、毎月最終火曜日(この日が祝日又は祝日の翌日と重なった場合は順次繰り下げ)
  • 電話番号
    01654-2-3956

座席・料金情報

  • 座席の種類
    • スタンダードシート
      映画館のような固定式チェアで、ドーム投影に適した自然な傾斜が付いており、50席すべてが視界良好に設計されています。
    • バリアフリー対応席(後部4席)
      一番後ろの4席は取り外し可能で、車いす利用のお客さまもそのままプラネタリウムを楽しめる仕様です。
  • 施設規模
    • ドーム径:8m|座席数:50席|座席の配列:扇形|水平
  • 機種
    • アストロアーツ ステラドーム・プロ(デジタルプラネタリウム)
  • 料金体系
    • 一般 410円 学生 310円 65歳以上 200円
    • 高校生以下無料
  • 購入方法
    • 当日窓口販売/占有・団体利用は3日前までに申請

上映プログラム

  • 現在上映中の作品
    • 「春の星空散歩」「ブラックホールへの旅」など職員生解説+CG映像
  • 定番プログラム
    • 四季の星空案内、最新天文トピックス、ヒーリング音楽番組
  • 特徴的な企画
    • 星空コンサート、160 cm望遠鏡の観望会連動ドームライブ

おすすめポイント

国内最大級160 cm望遠鏡とドームを両方体験できる稀少施設。

低料金で夜遅くまで開館
22 時以降の星空観望も可能(夏期)。

レクチャールーム・研究室など 合宿利用が可能(要申請)。

訪れた人の声や総評

  • 訪れた人の声
    「望遠鏡とプラネタリウムの二重体験が最高」
    「スタッフがフレンドリー」

  • 総評
    なよろ市立天文台「きたすばる」は、小規模ながらも「最新設備」と「地域らしさ」が見事に調和した魅力ある施設でした。8mドームに投影された星々は高解像度で、まるで画面を透かして本物の星空を見ているよう。低緯度オーロラを実際に再現したエピソードは、名寄ならではの体験として新鮮でした。また、プログラミングされた解説に加え、スタッフのライブ案内と最新天文トピックス紹介が心に残ります。
    さらに印象的だったのが、このプラネタリウムが音楽コンサートスペースとしても機能していること。アップライトピアノで星と音楽の共演を楽しむコンサートは、感覚的にも別世界でした。最後に望遠鏡による実観望の機会があり、全天周映像から青空の下で星を見る流れが自然で、理解がぐっと深まった気がします。他の施設と比べて「技術と地域の物語」を共に体感できる点が際立っており、小さな町でありながら満足感の高い「星の旅」ができる場所だと感じました。

近隣スポット情報

  • 北海道立サンピラーパーク(通称:サンピラーパーク)
    名寄市日進に位置する広大な道立公園で、森林・水辺・草原・花畑が敷地内に広がり、夏には名寄の象徴である数百万本のひまわりが一面に咲き誇る絶景スポットです。園内には交流館、多目的ホール、パークゴルフ場、遊具、冬期はカーリングホールも備えています。
  • 名寄の智恵文ひまわり畑
    名寄市智恵文エリアに広がる約20ヘクタール(約600万本)のひまわり畑。4線北を中心とした丘陵地に広がるその風景は、見渡す限りの黄色いじゅうたんのようで、例年8月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。
  • 名寄煮込みジンギスカン
    道北名寄ならではの郷土料理で、柔らかく煮込んだジンギスカン肉を使った煮込みスタイル。地元民にも旅行者にも評判のご当地グルメです。
飯塚瑠衣

小さなころから星空を眺めるのが好きで、家族旅行のたびに各地のプラネタリウムをめぐってきました!社会人になった今も、その趣味は変わらず、これまでに全国50か所以上のプラネタリウムを訪れています。
このサイトでは、「これから行ってみたい人が、安心して選べるように」「もっと多くの人に、星空の魅力を届けたい」という想いから、各施設の見どころ・アクセス・座席情報などをわかりやすく紹介しています。
どんな方でも楽しめる“星の世界”を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

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