陸別町にある「銀河の森天文台」は、りくべつ宇宙地球科学館の愛称で、ドーム直径4 mのエアドーム型プラネタリウムを備えています。定員10名ほどの小規模ながら、コニカミノルタ製「メディアグローブ」による投影で、その日の陸別の星空がリアルタイムに再現される「今夜の星空」番組(約10分、土日祝に1日3回上映)を提供しています。
館内展示と連携し、人工オーロラ発生装置などの科学的な展示や宇宙・天文についての学習コーナーも充実しており、訪問者は星空鑑賞に留まらず宇宙の背景を深く知ることができます。さらに、日本最大級の115 cm反射望遠鏡「りくり望遠鏡」で開催される夜の観望会では、月や惑星、銀河などを専門スタッフの案内で観察でき、生天体とプラネタリウムが連動した学びの場として魅力的です。自然豊かな陸別の「星空の町」という環境を活かし、天文台としての機能性と地域性が一体となった稀少な施設です
施設概要
- 施設名
りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)プラネタリウム
- 住所
〒089-4300 北海道足寄郡陸別町陸別町宇遠別
- アクセス
車からお越しの方
帯広市から約2時間
池田町から約1時間
北見市から約1時間
釧路市から約2時間
バスでお越しの方
帯広市から約2時間50分 (十勝バス:【17】帯広・陸別線)
池田町から約1時間50分 (十勝バス:【17】帯広・陸別線)
北見市から約1時間30分 (北見バス:【郊外線】訓子府・置戸・勝山・陸別線)
空港から
女満別空港から車で約1時間10分
帯広空港から車で約2時間30分
釧路空港から車で約1時間50分
- 開館時間
4月~9月 14:00~22:30
10月~3月 13:00~21:30
- 休館日
月曜日・火曜日 年末年始
※5月第3週月曜日~第4週金曜日
※ただし5月3~5日、8月14~16日は、月曜日・火曜日でも特別開館します。
- 電話番号
0156-27-8100
座席・料金情報
- 座席の種類
- 全席扇形スタイル
ドーム内に扇形に並ぶ固定式座席が20席設けられており(※一部情報で10席とも)、観客が均等に視界を確保できる配置になっています。 - リクライニング機能なし
映画館風のリクライニング席はなく、全席共通の固定型チェアとなっています。
- 全席扇形スタイル
- 施設規模
- ドーム径:4m(エアドーム)|座席数:20席|座席の配列:扇形
- 機種
- コニカミノルタ MEDIAGLOBE(デジタルプラネタリウム)
- 料金体系
- 大人500円 小人(小学生・中学生)300円
- 購入方法
- 当日整理券制(入館先着順)。
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 季節の星空解説、全天周CG「銀河鉄道の夜」ほか日替わり2本立て
- 定番プログラム
- 四季の星空、生解説+音楽ヒーリング番組
- 特徴的な企画
- スターライトフェスティバル、流星群観望会連動スペシャル上映
おすすめポイント

道東の漆黒の空+ドームで究極の星空没入感(定員10名)。

昼夜で料金分離
夜間は望遠鏡観望込みでお得。

年間パス1,000円で星見放題、天体写真教室も充実。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「10人限定で解説が超丁寧」
「夜のオーロラ級星空に感動」
- 総評
銀河の森天文台を訪れた際、まず驚いたのは、とても小さなプラネタリウムが「本日限りの本格星空体験」を提供しているということ。ドーム内はわずか10席ながら、投影された星空は陸別の夜空そのまま。自動解説と映像が連動し、短時間でも満足感を得られました。一方で、天文台本体の115cm大型望遠鏡「りくり」を使った観望会が特に印象的。スタッフによる説明付きで月のクレーターや土星の環などを目視でき、プラネタリウムで見た映像が現実と結びつく感動がありました。
館内には人工オーロラ装置や宇宙解説のパネルもあり、星や宇宙への興味を別の角度から刺激してくれます。大規模施設の迫力とは違う、しかし「星空の町」という環境そのものを感じながら星を見る贅沢さがここにはあります。他施設が技術やエンタメ性で勝負しているとすれば、この天文台は「星との距離感」と「体験の深み」で勝負しているように思えました。自然そのものと宇宙が調和したこの陸別ならではの体験は、記憶に穏やかに残る、心地よい学びの時間でした。
近隣スポット情報
- ふるさと銀河線りくべつ鉄道
廃線となった鉄道を活用し、実際に車両を運転体験できる日本最北の体験型鉄道施設です。 - 陸別ジビエバーガー
地元産のエゾシカ肉を使用したジューシーなパティが特徴の、陸別町ならではのご当地バーガーです。 - 足寄オンネトー湖
季節や時間帯によって湖面の色が変化する「五色沼」とも呼ばれ、神秘的な絶景が広がる足寄町の名所です。
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