岩手県一戸町にある「一戸町観光天文台」は、標高約500mの高原に位置し、日本有数の暗闇と澄んだ空気に恵まれた星空観測環境が魅力です。ドーム直径8m・約50席の小規模プラネタリウムを備え、コニカミノルタ製MS‑8光学式投影機でリアルな星像を映し出します。晴天時は屋外の口径50cm反射望遠鏡による天体観察を提供し、黒点やプロミネンス、惑星・星団など多彩な天体を鑑賞可能です。プラネタリウムではその日の星空をライブ解説で案内し、“今夜の星空”を直感的に理解できる体験に。設備は小さくとも、自然条件と観測機器の質が高く評価されており、事前予約制で団体貸切上映や観察会にも対応。地域に根差した“星と自然をつなぐ場所”として、学習や観光、天文ファンの聖地的役割を果たしています
施設概要
- 施設名
一戸町観光天文台 プラネタリウム
- 住所
〒028-5302 一戸町女鹿字新田42-21
- アクセス
車でお越しの場合
国道4号線 奥中山高原市街地から20分程度
※駐車場18台
公共交通
最寄り駅[IGR奥中山高原駅]から タクシー20分程度 徒歩110分
最寄りバス停[岩手県北バス奥中山高原温泉]から 徒歩90分
- 開館時間
毎年、04月下旬~11月上旬
午後6時~午後9時
- 休館日
公開日以外で、利用予約の無い日は休館日となります。
冬期間は、冬季閉鎖
- 電話番号
0195-33-1211
- 公式サイト
一戸町観光天文台 プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 扇形配置の固定式座席(全50席)
映画館のように並ぶ固定タイプで、ドームスクリーンを均等に見渡せるように扇形に配置された構成となっており、すべての席から心地よく全天周映像を鑑賞できます。
- 扇形配置の固定式座席(全50席)
- 施設規模
- ドーム径:8m|座席数:50席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GS-AT
- 料金体系
- 大人 400円/1人(中学生以上)
子供 200円/1人(小学生以下)
- 大人 400円/1人(中学生以上)
- 購入方法
- 4月下旬〜11月上旬の土日祝(翌日休日)の18:00〜21:00に開館、当日先着/団体は7日前までに予約
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- ライブ解説「今夜の星空」+全天周CG「銀河鉄道の夜」二部制投映
- 定番プログラム
- 四季の星空散歩、ヒーリング星空 with α波BGM
- 特徴的な企画
- スターライトフェスティバル、流星群観望会連動スペシャル上映
おすすめポイント

県内最大級50 cm望遠鏡+ドームで星空を二重に体験。

50席限定の没入空間で解説員と双方向トーク。

標高600 mの高原立地で国内屈指の暗い星空を満喫。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「夜空の暗さが段違い」
「スタッフの星トークが熱い」
- 総評
一戸町観光天文台での体験は、星空の質の高さと自然との一体感に心を打たれました。小規模ながらMS‑8光学式の温かい星投影は、まるで空を切り取ったようなリアルさ。ライブ解説で語られる星々の物語は、目に見える以上の豊かな広がりを感じさせてくれます。特に夜空が静けさに包まれた屋外では、口径50cmの望遠鏡で土星や星団を間近に観察できるのが魅力で、映像で見た星と“実際の星”が結びつく感動を得られました。立地が高原なので空気が澄んでおり、観測コンディションが抜群なのも印象的。
団体利用でも個別対応の柔軟性があり、学習グループや親子連れにも配慮が感じられる運営です。他の大規模施設のような豪華な装置はないものの、この地の星と自然を五感で感じる体験は他に替え難く、心に穏やかに残る満点の星空体験でした。まさに、天文と自然が結びついた“星の旅”ができる場所だと感じました。他施設と被らない地域密着型観測体験を求めるなら、ここは特別です。
近隣スポット情報
- 奥中山高原スキー場
標高1,018mの山頂から360度の大パノラマが楽しめる11コース・リフト4本を備えた中~上級者にも挑戦しがいのあるスキーリゾートです。 - ジェラートハウス「雪あかり」の濃厚ジェラート
地元産の生乳や果物・野菜を使い、毎朝併設工房で丁寧に手作りされる濃厚でなめらかな口どけのジェラートを12種から選べます 。 - 御所野遺跡(世界遺産)
縄文時代中期後半(約5,000~4,200年前)の大規模集落跡で、土屋根の竪穴住居や復元ストーンサークルが残り、隣接博物館では出土品展示や体験学習が楽しめます。2021年7月に世界文化遺産に登録されました。
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