八戸市視聴覚センター児童科学館に設置されたプラネタリウムは、直径12m・81席を備え、青森県で初導入となるハイブリッド方式を採用し、約6千個から約800万個の恒星を高精細LED映像で投影します 。光学式の温かみとデジタルの迫力が融合し、没入感の高い演出が特徴です。ペアシートには南部裂織によるヘッドカバーを使用するなど、地域文化を感じる配慮もされています。
番組は季節ごとの一般投影、幼児向け・学習投影、特別上映(「熟睡プラ寝たリウム」など)まで幅広く対応しており、子どもから大人まで楽しめる内容が充実しています。また、定期的に開催されるプラネタリウムコンサートでは音楽と星空がコラボし、心地よい時間を演出しています。科学館としては工作教室「KIDS工房」や講座・映像イベントも併設され、投影体験を軸にした学びと創作を結ぶ体験型施設です。
施設概要
- 施設名
八戸市視聴覚センター・児童科学館 プラネタリウム
- 住所
〒031-0001 八戸市類家4-3-1
- アクセス
八戸市営バス「市民センター前」
- 開館時間
午前8時30分〜午後4時
- 休館日
月曜日 (祝祭日の場合は翌日)、月末整理日、年末年始
- 電話番号
0178-45-8131
座席・料金情報
- 座席の種類
- スタンダード席(固定式シート)
映画館のような固定タイプの座席で、ドーム全体を見渡せるよう扇形に配置されています。教室的ではなく、適度なリクライニング角度に設計されており、81席すべてが視界良好です。 - リクライニング機能付きペアシート(一部導入)
家族連れや親子でゆったり鑑賞できるよう、数席限定でリクライニング機能付きのペアシートが設けられています。ヘッドカバーには郷土の伝統工芸「南部裂織」を採用し、鑑賞環境が快適でありながら地域性も感じられます。
- スタンダード席(固定式シート)
- 施設規模
- ドーム径:12m|座席数:81席(うちペアシート2組)|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 オルフェウス・ハイブリッド(オルフェウス+バーチャリウムⅡ)
- 料金体系
- 大学生・大人 300円 高校生 200円 中学生以下 無料
- 購入方法
- 各回30分前から窓口販売(団体は予約制)
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 「季節の星空散歩」「宇宙兄弟☆星空教室」など5本をローテーション
- 定番プログラム
- 四季の星空解説、幼児向け「ほしぞらたんけん」
- 特徴的な企画
- 英語版プラネタリウム、熟睡プラ寝たリウム、土曜夜間無料上映(第2・4土曜17/18 時)
おすすめポイント

英語解説プログラムあり
インバウンドや語学学習に最適。

土日祝は八戸市内中学生無料
地元学生に大人気。

科学展示&工作教室も充実で一日楽しめる。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「250円で大満足」
「英語投影が面白い」
- 総評
八戸のプラネタリウムは、最新機材と地域文化の調和が魅力的な施設でした。何といっても、青森県初となるハイブリッド投影による800万個の星々は驚き。光学の温かみとデジタルの力強さが見事に融合された映像は、星空の見え方に対する既成概念を覆されるほどでした。座席に施された南部裂織のヘッドカバーなど、小さな部分にまで地域の伝統が感じられ、“地元密着”の温かさを実感しました。
番組構成も多彩で、子ども向けから学習投影、大人向けのリラックス投影「熟睡プラ寝たリウム」まで幅広く提供され、世代を問わず楽しめる工夫が行き届いています。特にプラネタリウムコンサートでは、星と音楽がシンクロし、感覚的にも記憶に残りました。それに加え、KIDS工房や映像イベントなど、科学館全体の「学びの拠点」としての魅力も大きく、投影だけでなく参加型体験を通じて星と科学の世界が身近に感じられる構成。都市部の施設とは違い、八戸ならではの地域性と最新技術による星空体験が調和し、シンプルながら幸福感のある時間を過ごせました。他施設とは趣向が違う、でも心に残る優しい星空への誘いがここにはありました。
近隣スポット情報
- 八戸市博物館:縄文時代から近代までの考古・歴史・民俗資料を展示し、国の重要文化財も含まれる郷土文化の学びと体験の場です。
- 八戸名物せんべい汁が味わえる「みろく横丁」:八戸市中心部に並ぶ屋台村で、熱々の南部せんべい入り郷土鍋「せんべい汁」が地元の味として人気です。
- 蕪島神社(かぶしまじんじゃ):ウミネコの繁殖地として知られる蕪島の頂上にあり、商売繁盛・海上安全のご利益がある弁財天を祀る歴史ある神社です。
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