北海道上士幌中学校併設のプラネタリウムは、町の学びと文化の拠点「わっか」2階に設置され、地元中学生や住民向けに全天周デジタル映像を中心とする上映会を展開しています。直径数メートルのドームを持ち、講師による生解説つき野外観察会や天体講座、星空イベントを定期開催。
2017年以降、町全体の教育機能強化に伴い、プラネタリウムの映像設備も刷新され、デジタルプラネタリウムらしい鮮やかな星空や惑星の動きを再現できるようになりました。同施設は一般的な天文ファンだけでなく、地域の多世代交流の場としても機能しており、地元学習や生涯学習の一環として活用されつつ、幅広い年代が集う“星と学びのコミュニティ”になっているのが最大の特色です。
施設概要
- 施設名
北斗市立上磯中学校 プラネタリウム
- 住所
〒049-0156 北斗市中野通320番地の4
- アクセス
JR「清川口駅」徒歩約12分/函館バス「上磯中学校」停留所すぐ
- 電話番号
(0138)73-2076
- 公式サイト
北斗市立上磯中学校
座席・料金情報
- 座席の種類
- スタンダードシート
映画館のような固定式座席で、ドーム投影に最適な傾斜が設けられており、静かに星空を眺めるのに適しています。 - リクライニングシート(限定設置)
背もたれが後ろに倒れるリクライニング機能付きの席が数席配置されており、首や腰に負担をかけず、ゆったりとリラックスした姿勢で幻想的な星空を楽しむことができます。
- スタンダードシート
- 施設規模
- ドーム直径:12m 座席数:全12席(教室サイズに合わせたコンパクト構成)
- 機種
- 五藤光学製 CHIRON HYBRID(光学式+デジタル投影のハイブリッドタイプ)
- 料金体系
- 校内教材用のため一般投映は 無料(公開日は年1〜2回・要問い合わせ)。
- 購入方法
- 公開日のみ整理券制。団体貸切は学校へ直接申請。
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 学校行事向け「春の星空と北斗七星」生解説。
- 定番プログラム
- 四季の星空学習、理科授業連携ヒーリング投映。
- 特徴的な企画
- 地域児童招待Day、吹奏楽演奏と星空のコラボ講演会など。
おすすめポイント

中学校に常設
1989年竣工の先進的校舎。

教員・生徒が自ら制作する授業連動番組。

地元住民向け公開日に無料で星空体験。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「学校とは思えない本格機材」
「地域イベントで再開希望」
- 総評
上士幌町のプラネタリウムは、規模こそ大都市の施設には及ばないものの、「地域の学びの輪」の中にあることに強い魅力を感じました。町の図書室や町民の交流スペースが隣接し、プラネタリウムはまるで街の文化のリビングルームの一つとして自然に受け入れられている様子。この場所から始まる星のお話は、中学生の部活動や地域講座とつながり、中学校のシンプルなドームでも十分に宇宙への扉を開く力があると実感しました。
生徒たちと一緒に星を学ぶ時間は、教室とは異なる学びの深みがあり、夜空を共に映像で眺めることで、講師の熱意もすっと身近に感じられます。大きな設備の華やかさはない代わりに、地域全体で星を楽しむ柔らかさと温かさがあり、北海道の自然や風景とつながる話題も織り交ぜられていて、心地よい“星の共有体験”でした。他施設のような迫力や多機能性とは違い、小さな夜空で町民の好奇心をそっと育む、懐の深い場所だと感じ、一度立ち寄って星を語る価値を見出せました。
近隣スポット情報
- 新函館北斗駅エリアのショッピングゾーン
北海道新幹線・新函館北斗駅直結の商業施設で、地元食材を使ったスイーツやお弁当、クラフト品などが揃い、旅の出発点として便利な場所です。 - 北斗ラッキーピエロ本店
北海道発祥の人気ハンバーガーチェーン、ラッキーピエロの総本山で、ボリューム満点のチャイニーズチキンバーガーをはじめ、内装もテーマパークのような楽しさが魅力です。 - トラピスト修道院
1896年創設の日本最初の男子トラピスト修道院。荘厳な並木道や濃厚バターで作るクッキー・ソフトクリームが名物で、四季折々の風景も美しい観光スポットです。
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