青森県十和田市にある市民文化センターには12mドーム・105席を備え、五藤光学のGX‑AT光学式投影機により約6,000個の星を美しく再現しながら、四季折々の星空や神話を丁寧に映し出します。番組は季節ごとに3カ月ごとに入れ替えられ、小学校向けの学習投影や幼児向けのやさしい語り口のプログラムも用意されており、年代別の対応が柔軟です(小中学生~一般まで)。
上映は土日祝や学校休日にも定期実施され、静かに星空の世界へ誘う構成で、団体向けには職員による生解説も行うなど臨場感が高まります。また、隣接する天体観測室には反射望遠鏡や屈折望遠鏡が最大合計30cm規模で備えられており、実際の星を見ながら映像体験とリアル観測をつなげる学びの場となっています。市民文化・学びの拠点として、星空への理解を深め、多世代が集うコミュニティ空間としても機能している施設です。
施設概要
- 施設名
十和田市生涯学習センター プラネタリウム
- 住所
〒034-0083 十和田市西三番町2番1号
- アクセス
JRでお越しの場合
JR新幹線「七戸十和田駅」または青い森鉄道「三沢駅」からバスで約45分
「十和田市中央」下車、徒歩5分(十和田観光電鉄バス)
車でお越しの場合
JR八戸駅より車で40分
三沢空港より車で約40分
青森空港より車で約1時間40分
※駐車場 1回につき 普通自動車・軽自動車:200円
- 開館時間(十和田市生涯学習センター)
午前9時から午後10時
※プラネタリウムの投影日は土・日曜、祝日、春・夏・冬休みの平日
- 休館日(十和田市生涯学習センター)
年末年始(12月29日から1月4日)
- 電話番号
0176-22-5200
- 公式サイト
十和田市民文化センター・生涯学習センター
座席・料金情報
- 座席の種類
- 標準席(シネマタイプ)
映画館のような固定式シートが扇形に配置されており、105席すべてがドームを見渡せるよう設計されています。角度も最適で、どの席からも快適に星空を楽しめます。 - リクライニング機能付き席(限られた席数)
一部の座席にはリクライニング機能があり、首と背中の疲労を軽減しながらリラックスして投影を鑑賞できます。音響スピーカーとともに臨場感も高まります。
- 標準席(シネマタイプ)
- 施設規模
- ドーム径:12m|収容人数:105名|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GX-AT
- 料金体系
- 一般・大学生 220円 高校生 160円 3歳以上中学生まで 55円
- ※プラネタリウムの投影日は土・日曜、祝日、春・夏・冬休みの平日
- 購入方法
- 各投映開始までに窓口で購入(平日の団体観覧は3日前までに申込み)
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 四季番組「春の星座めぐり」、全天周アニメ「銀河鉄道の夜」
- 定番プログラム
- 四季の星空解説、幼児投影、学習投影
- 特徴的な企画
- 天体観測室(望遠鏡)連動観望会、音楽ライブ×星空コンサート
おすすめポイント

105席の広々ドームでリクライニングしながら鑑賞。

望遠鏡併設で昼夜二重に楽しめる(観測室定員30名)。

個人220円の格安料金
家族全員でも財布に優しい。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「リクライニングが快適」
「星空とSL展示の組合せが面白い」
- 総評
十和田市民文化センターのプラネタリウムは、温かみのあるGX‑AT光学投影に加え、星空への親しみと学びが融合した体験が魅力でした。上映プログラムは3ヵ月ごとに見直され、幼児から大人まで年代に応じた内容が揃っていて、初めての人でも迷わず楽しめます。また、団体観覧では職員による生解説付きということで、星空について複雑な話もわかりやすく聞けるのが良かったです。何より印象深かったのは、上映の後に観望室での望遠鏡操作による星の実観察。この流れにより、画面の中の星が実際に夜空へとつながっていることを実感でき、知識が体験として深まりました(特に月や土星の輪)。
さらに、公民館・文化センター全体が学びの場として機能しているため、上映の合間や後に講座やイベントへと移動できる自由さも心地よかったです。大規模技術に頼らずとも星と暮らし、学びを自然につなげている点は非常に印象的。他の施設と比較して、映像×生解説×観望を一施設で味わえるというバランスの良さと地域密着型の居心地の良さが際立つ、私にとっては“知的なご近所の星空部屋”のような存在でした。
近隣スポット情報
- 十和田市現代美術館(Towada Art Center)
草間彌生や奈良美智など国内外の現代アートを常設展示し、街歩きも楽しい「Arts Towada」構想の象徴ともいえるアート施設です。 - 十和田バラ焼き大衆食堂 司(Tsukasa)
牛バラ肉と玉ねぎを甘じょっぱい特製タレで鉄板焼きにした「十和田バラ焼き」が名物のローカル食堂で、現代美術館から徒歩圏内の便利な立地です。 - 奥入瀬渓流(奥入瀬)
十和田湖から流れ出す清流が美しい峡谷で、新緑や紅葉、苔むす岩と水流の調和が訪れる季節ごとに魅力を変える自然の名所です。
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