岩見沢市いわみざわ公園内にある郷土科学館のプラネタリウムは、直径12mのドームと約100席を備え、コニカミノルタ製MS‑10光学式プラネタリウムを中核に据えています。また、サッポロスターライトドーム製の全天周映像装置も併設されており、美しく広がる全天周動画と伝統的な星像の双方が楽しめる仕様です。
季節ごとの星座紹介からギリシャ神話アニメ、動的に移動する6,200個もの恒星再現まで幅広い番組が提供され、3名の解説員による日々の天候・季節に応じた生解説が好評です。さらに、参加型の団体上映やヨーヨー釣りなど子ども向けイベントも併催され、科学館展示(農具、化石、雪や米に関する生活展示など)と連携することで、「郷土の自然や歴史」と「星空への学び」を一体的に体験できる構成が魅力的です
施設概要
- 施設名
岩見沢郷土科学館 プラネタリウム
- 住所
〒068-0833 岩見沢市志文町809-1
- アクセス
バスでお越しの方
中央バス 岩見沢ターミナルから いわみざわ公園線「いわみざわ公園」下車
車でお越しの方
道央自動車道「岩見沢インターチェンジ」より約3.2キロメートル、約8分
道央自動車道「岩見沢インターチェンジ」から国道234号から道道38号夕張岩見沢線を夕張方面へ、左側
※無料駐車場 300台
- 開館時間
午前9時30分~午後5時(火曜日は午後1時30分~午後5時)
- 休館日
月曜日(祝日を除く)、年末年始
- 電話番号
0126-23-7170
- 公式サイト
岩見沢郷土科学館 プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 通常席
映画館タイプの固定式チェアで、ドーム投影に適した最適な傾斜が施され、星空をしっかりと見渡せる設計です。 - リクライニング席(限定数)
一部の席には背もたれが後傾可能なリクライニング機能が備わり、首や背中への負担が軽減された快適な姿勢でゆったりと鑑賞を楽しめます。
- 通常席
- 施設規模
- ドーム径:12m|座席数:105席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- ミノルタ MS-10(N)AT+デジタルプラネタリウム(機種等不明)
- 料金体系
- ※プラネタリウムの観覧は入館料も必要です。
- 一般 入館料 310円 プラネタリウム 210円
- 高校生 入館料 210円 プラネタリウム 150円
- 小・中学生 入館料 100円 プラネタリウム 100円
- 幼児 無料
- 購入方法
- 当日券のみ。団体(20名〜)は事前予約
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 「春の星座めぐりと英雄ヘラクレス」(〜6/15)
- 定番プログラム
- 四季の星空解説+ギリシャ神話アニメーション。
- 特徴的な企画
- 地元紙芝居とのコラボ、子ども向けワークショップ付き特別上映。
おすすめポイント

光学+デジタルのハイブリッド映像で美麗な星空。

博物館展示とセットで 歴史・科学を一度に学習。

市街から車10分の好立地&駐車場無料。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「解説員の語りが温かい」
「展示と合わせて半日遊べる」
- 総評
岩見沢郷土科学館のプラネタリウムは、ただ星を鑑賞するだけでなく、“地域”と“星空”が交差する体験が心に響きました。MS‑10の光学映像による肉眼以上の精密な星々が、全天周動画の広がりと交互に映し出される演出は、伝統と現代の見事なブレンド。生解説ではその日の岩見沢の夜空に即した話題が聞け、解説員のパーソナルな語り口がまるで夜空を案内してくれる親しい友人のように感じられました。
館内では農具や雪・米といった地域の生活展示もじっくり眺められ、投影を前後して「郷土と自然」と「宇宙」が思いのほか近いテーマであることに気付かされます。家庭や地域の歴史に通じる文化と、星空の普遍的な叙情が同時に味わえる構成は他施設にはない魅力です。また、団体向け上映や親子イベントなど子どもの反応を引き出す工夫も豊富で、地域の科学教育の場としてこの施設が担う役割の大きさを感じさせられました。地元密着型ながら、星と郷土をつなぐ深みある体験を提供する、温かな科学館として心に残る場所です。
近隣スポット情報
- いわみざわ公園
広大な183ヘクタールの丘陵地に位置し、バラ園やアスレチック、ドッグラン、キャンプ場、パークゴルフなど四季を通じて楽しめる総合レジャー公園です。 - 岩見沢精肉店のとりめし
地元岩見沢で特色あるご当地グルメとして愛される「とりめし」は、鶏肉とごぼうを甘辛く炊き込んだ素朴ながら深い味わいの郷土料理です。 - 三笠ジオパーク
アンモナイト化石の産地として知られる三笠市全域がジオパークに認定されており、一億年の地質の歴史と炭鉱文化を体感できる教育・観光スポットです。
コメント