帯広市児童会館は、直径10m、82席を備える中型ドームを擁し、光学式プラネタリウムとデジタル式プラネタリウムの両方で上映を行っています。光学式では6.5等星まで含む約9,000個の恒星と24万個規模の天の川をリアルに再現し、世界中の星空を季節や天候を問わず映し出せるのが魅力です。デジタル式では迫力ある全天周映像に切り替え、ファミリー向けから幼児・専門プログラムまで幅広い層に対応しています。
また、本館は児童会館・科学展示室・宿泊学習施設・木製遊具広場を併設し、学びと遊びが融合された複合施設の一角にあり、プラネタリウム体験後も子どもたちが科学や木育の場でのびのび遊べる環境が整っています。さらに、天文台として20cm屈折式望遠鏡が備えられ、望遠鏡を使った星空観察会も定期的に開催。児童向けに加え、親子連れや一般来館者にも利用しやすいユニバーサルな設計が特徴です。
施設概要
- 施設名
帯広市児童会館 - 住所
〒080-0846 帯広市緑が丘2 - アクセス
JR帯広駅バスターミナル2番のりばより拓殖バス「(16)帯広の森線」「(17)(18)南商業高校線」乗車16分で、「緑ヶ丘6丁目・美術館入口」下車、徒歩4分
タクシー
JR帯広駅より約10分
- 開館時間
午前9時~午後5時
- 休館日
月曜日 (祝日を除く)、11月~3月の祝日(土・日曜の場合は開館)、年末年始
- 電話番号
0155-24-2434
- 公式サイト
帯広市公式サイト(児童会館案内ページ)
座席・料金情報
- 座席の種類
- コンパクトなプラネタリウムドーム
- 一般的なシアター形式の座席
- 施設規模
- ドーム径:10m|座席数:82席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- コニカミノルタ MS-10AT LED+Media Globe Σ SE(2.2KSEL)
- 料金体系
- 高齢者 90円 (団体70円)
※満65歳以上 - 大人 180円 (団体140円)
- 高校生 90円 (団体 70円)
- 小中学生以下無料
- 高齢者 90円 (団体70円)
- 購入・予約方法
- 当日券のみ
- 団体利用の場合は問い合わせ推奨
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 児童向け星空解説番組が中心
- 季節によってプログラム入れ替えあり
- 定番プログラム
- 「今日の帯広の夜空」:地域の星空や天文トピックを紹介
- 学校の理科学習とリンクした解説番組
- 特徴的な企画
- 夏休みや冬休みの特別上映
- 親子参加型のワークショップ併設
おすすめポイント

子ども向けイベント・工作教室が充実
プラネタリウム鑑賞だけでなく、星座早見盤づくりや実験イベントなどが楽しめる。

緑ヶ丘公園内の自然と合わせて楽しめる
公園内の遊具や散策コース、動物園(おびひろ動物園)など周辺レジャーが豊富。

ワンコイン以下の安価な料金
親子連れにも負担が少なく、気軽に何度でも訪れやすい。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「子どもがプラネタリウムに興味を持ってくれた」「工作や体験もあるので一日中楽しめる」
- 総評
帯広市児童会館のプラネタリウムは、ただ星を見る場ではなく、「見る」「学ぶ」「遊ぶ」が自然につながる場所だと強く感じました。まずドーム内に映し出される本格的な星空は、光学式で再現された6.5等級の微細な天の川や恒星が肉眼以上のリアリティで、デジタル映像も駆使し多角的に楽しめる贅沢な内容です。
そして何よりも印象的だったのは、プラネタリウムを出た後に広がる木のおもちゃが揃う「木の遊園地」や科学展示、さらには宿泊学習ができる設備まで揃った複合施設としての雰囲気。星空を見て学んだ後に体を使って遊べる流れが、子どもの興味を次々引き出す工夫に満ちています。また、20cm望遠鏡での観望会や、幼児・家族向け番組があることで幅広い層に対応している点も素晴らしい。他の北海道施設ではプラネタリウム単体での没入感や技術力が際立っていますが、帯広は「体験型+星空」という総合的な学びの場として完成度が高いと感じました。遊びと科学と星空が一体となったこの構成は、子どもを連れて何度も訪れたくなる魅力があります。
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