青森市中央市民センターには、ドーム直径約10.5m、121席を完備した市民向けプラネタリウムが設置されており、コニカミノルタ製の光学式プラネタリウム「MS‑10」が現役で稼動しています。設置から長い歴史を持ち、日本でも最も古い現役機の一つとして知られ、その温かな星像とクラシック音楽を共に楽しめる空間が魅力です。
座席は投影機を中央に囲む同心円配置で、視界の良い席が比較的決まっているなど細かな配慮がされています。番組構成は一般向けの「星空の時間」や幼児向けの「プラネくんと星空さんぽ」といった絵話を交えた解説付きの投影が中心。さらに特別投影として「青森空襲の日を振り返って」など、地域の歴史と星空を結びつけた内容も実施され、教育性と地域性が両立されています。常にプロの解説員が丁寧な語り口で説明しており、クラシック音楽との融合も特徴で、星空の理解が深まる体験となります
施設概要
- 施設名
青森市中央市民センター プラネタリウム
- 住所
〒030-0813 青森市松原1-6-15
- アクセス
青森駅前3.番バス停から市営バス中筒井線に乗車
「棟方志功記念館通り」下車(約13分)徒歩約5分
- 開館時間(市民センター)
午前9時~午後4時まで
- 投影日
日によって異なるので事前に公式HPをご覧ください。
- 電話番号
017-734-0163
- 公式サイト
青森市中央市民センター プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 標準席(スタンダードシート)
映画館のような固定式の座席で、約121席が同心円状に配置され、ドーム映像を効率よく鑑賞できるよう傾斜が考慮されています。視界の良さを重視した設計です。 - リクライニング式席
映画館のように背もたれを倒せるタイプは導入されておらず、すべて固定式のシート構成です。
- 標準席(スタンダードシート)
- 施設規模
- ドーム径:10m|座席数:121席|座席の配列:同心円|水平
- 機種
- ミノルタ MS-10
- 料金体系
- 中学生以下…無料 高校生以上…160円
- 購入方法
- 各回開始前に5階窓口で販売(団体は事前申込)
上映プログラム
- 現在上映中の作品
- 幼児向け「プラネくんと星空さんぽ」、一般向け「星空の時間」など季節番組
- 定番プログラム
- 四季の星空生解説、ヒーリング×星空シリーズ
- 特徴的な企画
- 星フェス(屋上観望会付き)、紙芝居コラボ、60 円デーなど特別料金日開催
おすすめポイント

市街地の公共館内で料金格安
—大人160 円で本格的星空を体験。

121席の同心円シート
どこからでも均等に見やすい。

星フェスなど体験型イベントが豊富
投映後に望遠鏡で本物の星も観察。
訪れた人の声や総評
- 訪れた人の声
「160円でこの内容はお得」
「解説員さんが親切」
- 総評
青森市中央市民センターのプラネタリウムを体験してまず感じたのは、歴史ある装置から伝わる“温かみ”です。MS‑10の光学投影で再現された星々は、5 0年以上使い続けられているとは思えないほど鮮明で、どこかノスタルジックな雰囲気も。ただ番組を見るだけではなく、解説員の語りとクラシック音楽が混ざり合う演出は、星空への理解と感動が自然と深まります。また「青森空襲の日を振り返って」という特別投影では、星空と市の歴史を結びつける構成に心打たれ、地域性を感じる体験でした。
座席が同心円形状で席ごとの見え方に配慮がされている点も、利用者への思いやりが伝わります。投影中の物語性のある幼児向け番組「プラネくんと星空さんぽ」は、子どもでも飽きずに楽しめる工夫があり、家族でも訪れやすい。大規模施設と比べれば最新技術とは言えませんが、「古き良き星空体験」と「地域に根差した学び」が融合した、心が温まるプラネタリウムだと感じました。施設の静かな佇まいと相まって、訪れるたびに違った角度で星空を味わいたくなる魅力があります。
近隣スポット情報
- 青森県立郷土館
考古、自然、歴史、民俗、産業・人物資料などを展示し、国の重要文化財を含む収蔵品を通じて青森の文化と歴史を深く学べる総合博物館です。
- 青森魚菜センター(のっけ丼)
青森市の古川市場内にある鮮魚・惣菜市場で、食事券を購入して好きな具材をのっけて自分だけの「のっけ丼」を楽しめる地元名物グルメスポットです。
- ねぶたの家 ワ・ラッセ
迫力あるねぶた祭の山車や制作過程を間近で見学できる常設展示施設で、青森の歴史・祭り文化を体感できる観光名所です。
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