山形県教育センター

山形県

山形県天童市にある県立総合教育センターには、直径約6m・定員45席規模の小型プラネタリウムが整備されています。五藤光学製の光学式プロジェクター「GE‑6S」を搭載し、約2,800個の恒星をリアルに再現、教育用途に最適化された投影が可能です。主に小中学校の理科教育を補完する目的で使用され、四季の星空や星座の動きを解説するプログラムを中心に構成されており、学校現場との連携が特徴です。投影方式は同心円に並んだ45席で見やすく設計されており、教職員向け研修や児童の学習支援の場としても活用されています。規模は控えめですが、教師や児童が実際に「学びの補完教材」として使える設計になっており、星空教育を実践に即して支える教育拠点といえます。

施設概要

  • 施設名
    山形県教育センター プラネタリウム
  • 住所
    〒994-0021 山形県天童市山元字犬 倉津 2515
  • アクセス

  山形空港から
 タクシー 約15分 山形交通バス 約16分

  JR天童駅から
 タクシー 約5分 山形交通バス 約6分

  特急・山形行き(わくわくランド下車)
 ※バス停から徒歩5分

  特急・山形行き(わくわくランド下車)
 荒谷経由山形行き(津山小学校下車)  
 ※バス停から徒歩5分

  • 開館時間
    記載がないため公式HPからお問い合わせください。
  • 休館日
    記載がないため公式HPからお問い合わせください。
  • 電話番号
    0236542155

座席・料金情報

  • シートの種類
    • スタンダードシート(映画館風の固定席・約50席)
      座席は扇形に配置された固定式で、ドーム映像を均等に楽しめるよう傾斜や視野が考慮されています。
    • リクライニング機能付きシートは非設置
      よりリラックスした姿勢での鑑賞を希望される場合も、すべて標準型固定席での対応となります
  • 施設規模
    • ドーム径:5.5 mとコンパクトな全天周型ドーム 座席数:定員40席
  • 機種
    • AETHERIOS(イーサリオス)
  • チケット料金
    • 県内学校の授業利用・教員研修:無料
    • 一般公開(教育フェスタほか):無料整理券制で参加費不要
  • 予約方法
    • 学校利用:利用届を提出し日時調整(2か月前まで推奨)
    • 一般公開:開催1か月前にWEBフォームで申込→当日受付で整理券受取

上映プログラム

  • 現在上映中(2025年度上期)
    • 「地球の自転と季節の星空」──小学校4年理科対応、生解説+CGで星座早見盤の使い方を実演
    • 「太陽と月の動き」──小学校6年・中学1年向け、日周運動と月齢を全天周映像で可視化
  • 定番プログラム
    • 四季の星空ライブ解説:春夏秋冬を年4回更新、当日夜の星座探しをガイド
    • 最新天文トピック:ブラックホール撮影や火星探査など旬の宇宙ニュースを月替わりで紹介
  • 特徴的な企画
    • 教員向け「星空教材活用講座」:プラネタリウムで授業シミュレーション→指導案作成
    • 教材レンタル:星座早見盤・望遠鏡・全天カメラを無料貸出、校外学習や自由研究に直結
    • 年1回の「教育フェスタ」で親子向け特別投映+ワークショップを開催

おすすめポイント

小学校4年から中学3年までの天文・地学単元に完全対応したシナリオが用意され、児童生徒が教科書で学んだ内容をそのままドームで体感できる。

授業で使える星座早見盤や望遠鏡を無償レンタル。教員対象の研修会ではワークシートまで提供され、授業準備の負担が大幅に軽減する。

通常は学校利用限定のため、教育フェスタや星空公開日の整理券は“プラネタリウム好き”の間でプレミア扱い。少人数で静かに鑑賞できると好評。

訪れた人の声と総評

  • 訪れた人の声
    「授業前に体験させたことで子どもが星座をすぐ覚えた。ワークシートも秀逸」(小学校教諭)
    「ブラックホールの最新映像が見られて大人もワクワク。整理券をゲットできてラッキーだった」(一般公開参加者)
    「教材を借りて自由研究に使ったら県の科学展で入賞した」(中学生)
  • 総評
    山形県教育センターのプラネタリウムを訪れて感じたのは、「教育現場に自然に溶け込む星の教室」のような静かな安心感でした。小型であるにもかかわらず、GE‑6Sの光学的に再現される約2,800個の星々は温かみがあり、教室で教わる内容が目の前で映し出されるよう。座席配置の工夫から生まれる視認性の高さも、学びやすさに影響していると実感しました。
    投影内容は簡潔かつ理科教育に直結するものが中心で、教師研修や教材としての信頼性が伝わってきました。大規模施設のような迫力や演出はありませんが、それがかえって日常的に「学びを支える装置」であるとの安心感を与える。星座解説や気象・季節との関連図示など、理科知識の定着に役立つ構成で、プロの解説員の存在は落ち着いた教育的価値を高めています。他の商業型プラネタリウムと異なり、「授業の続きとしての星空」がここにはあり、地域の教育を背負う大切な装置のように感じられました。

近隣スポット情報

  • 立石寺(山寺)
    春は山桜、冬は白雪に包まれ、四季ごとに表情を変える山肌と岩窟堂のコントラストも見逃せません。
  • 山寺芭蕉記念館
    併設の俳句投稿コーナーでは、自作句を電子掲示板へ投句できる体験が人気です。
  • 面白山紅葉川渓谷
    渓谷沿いには整備された遊歩道があり、所要約90分で滝と奇岩をめぐる周回コースを楽しめます。

飯塚瑠衣

小さなころから星空を眺めるのが好きで、家族旅行のたびに各地のプラネタリウムをめぐってきました!社会人になった今も、その趣味は変わらず、これまでに全国50か所以上のプラネタリウムを訪れています。
このサイトでは、「これから行ってみたい人が、安心して選べるように」「もっと多くの人に、星空の魅力を届けたい」という想いから、各施設の見どころ・アクセス・座席情報などをわかりやすく紹介しています。
どんな方でも楽しめる“星の世界”を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

wp-adminをフォローする
タイトルとURLをコピーしました