前橋市児童文化センター

群馬県

前橋市児童文化センターには、光学式とデジタル式を組み合わせた県内初のハイブリッド型プラネタリウムが設置されています。ドーム直径12m、同心円配列の100席を備え、五藤光学の「クロノスⅡ」と全天周映像システム「バーチャリウムⅡ」で構成されており、約9,500個の恒星と淡い天の川の再現による自然な星空表現が魅力です。職員によるオリジナル番組や生解説が定着しており、「星座のお話」や「天文学シリーズ」など月替わりのテーマで、子どもから大人まで楽しめる構成。

特に市民の声を取り入れた原画や声優を起用した番組づくりがユニークで、毎月新しい上映を提供しています。さらに、天体望遠鏡を用いた観望会やプラネタリウムコンサートなど、映像と実体験をつなぐイベントも印象的で、学びと感動が交差する地域の星空の教育拠点といえます。

施設概要

  • 施設名
    前橋市児童文化センター プラネタリウム
  • 住所
    〒371-0013 前橋市西片貝町5丁目8
  • アクセス

  バスでお越しの方
 マイバス東循環 児童文化センター下車

  電車でお越しの方
 上毛電鉄 城東駅東口下車徒歩3分

  車でお越しの方
 関越自動車道前橋インターチェンジから車で25分

  • 開館時間
    午前9時から午後4時30分まで(夏休み期間は17時まで開館延長)
  • 休館日
    月曜日(休日の場合は翌日)、毎月第2木曜日(休日の場合は翌日)、年末年始
  • 電話番号
    027-224-2548

座席・料金情報

  • 座席の種類
    • 映画館のように並んだ一般的なプラネタリウム座席が採用されています。子どもから大人まで快適に楽しめるよう、ドームスクリーンを見上げやすい角度で設計されているのが特徴です。また、一部の座席にはリクライニング機能あり
  • 施設規模
    • ドーム径:12m|座席数:100席|座席の配列:同心円|水平
  • 機種
    • 五藤光学 CHRONOSⅡHYBRID
  • チケット料金
    • 大人(高校生以上)310円
    • こども(小〜中学生)110円/未就学児無料
  • 予約方法
    • 当日1階窓口で販売(開館9:00、各回30分前締切) オンライン前売りなし
    • 団体(20名以上)は利用希望日の2週間前まで電話申込み

上映プログラム

  • 現在上映中
    • 『ぐんま星空散歩 2025』──赤城山山頂から撮影した星景タイムラプスとCGが融合する地元オリジナル作品
    • 『ブラックホールのふしぎ』──CHIRONの星空と8K CGで探る重力の極限世界
  • 定番プログラム
    • 四季の星空ライブ解説:その夜に見える星座・惑星を生トークで案内
    • 幼児向け『ほしぞうくんと夜のおさんぽ』:20分短編+星座クイズ
  • 特徴的な企画
    • スターリウム・ミニコンサート:毎月最終土曜18:00、地元音大生の生演奏と星空コラボ
    • 熟睡プラ寝たリウム:冬季限定、川のせせらぎBGMとアロマで快眠誘導
    • 流星群スペシャル:ペルセウス・ふたご座流星群極大に夜間臨時投映+公園芝生で双眼鏡観望会

おすすめポイント

上映前後に公園の池や四季の花を散策でき、夜はイルミネーションされた遊歩道からリアルな星空を見上げて復習もできる。

高精細映像と光学星の融合をワンコイン未満で楽しめるため、ファミリーはもちろん仕事帰りのプチ癒やしスポットとしてリピーター多数。

終演後は無料で参加できる工作タイムや星座早見盤作りを開催。図書室の天文書コーナーには自由研究用ワークシートも常備されている。

訪れた人の声と総評

  • 訪れた人の声
    「310円で8Kの天の川! 子ども110円は破格」
    「赤城山の星景映像が地元民には刺さる。観望会で本物の星も見られて満足」
    「熟睡プラ寝たリウムが最高のリラックスタイム。仕事帰りに通っています」
  • 総評
    前橋市児童文化センターのプラネタリウムは、「地域と星空の絆を紡ぐ温かな場所」という印象が強く残りました。12mドームに映し出される星の数々は、CGとは異なる優しい輝きを持ち、生解説による語りと融合すると、まるで昔話に耳を傾けるような親しみが広がります。職員の手作り作品や声優による番組が一体となって作り上げる「星座のお話」や「天文学シリーズ」は、子ども自身の物語としてリアルに心に残る構成になっており、子どもだけでなく大人にも「星を通じた郷愁と好奇心」を呼び覚ませる内容でした。
    また、映像だけで終わらず、望遠鏡での観望会や生演奏とのコンサートが行われる点も秀逸で、星を「観る・聴く・感じる」体験の設計が抜群に効いています。施設全体が遊びと学びの拠点として機能しており、親子で訪れれば一日中、知的な旅をゆったりと楽しめます。他の大型施設と異なり、ここは「日常にある星空との静かな対話」ができる場所。地元の文化と教育をつなぎ、星空と共に成長の記憶を育んでいく、そんな魅力あふれるプラネタリウムだと感じました。

近隣スポット情報

  • 群馬県庁展望ホール
    高さ127 mから赤城山と利根川を一望、夜景無料。
  • 敷島公園ばら園
    7月と10月に1,600品種のバラが満開となるフォトスポット。
  • 臨江閣
    明治17年築の国指定重要文化財、利根川畔に佇む木造和風迎賓館。

飯塚瑠衣

小さなころから星空を眺めるのが好きで、家族旅行のたびに各地のプラネタリウムをめぐってきました!社会人になった今も、その趣味は変わらず、これまでに全国50か所以上のプラネタリウムを訪れています。
このサイトでは、「これから行ってみたい人が、安心して選べるように」「もっと多くの人に、星空の魅力を届けたい」という想いから、各施設の見どころ・アクセス・座席情報などをわかりやすく紹介しています。
どんな方でも楽しめる“星の世界”を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

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