群馬県沼田市に位置する利根沼田文化会館には、1975年導入の光学式プラネタリウムが稼働しており、関東地方で最も古く現役の施設として知られています。ドームは直径約8 m・水平型、座席数は47席の小規模設計ですが、五藤光学製GS‑8‑S投影機による星々のやわらかな輝きが、ゆったりとした落ち着きのある星空体験を提供します。
上映は毎週土曜日午後2時から行われ、投影後には星座早見盤をプレゼントするなど、星への親しみや興味を促進する工夫も魅力的です。団体利用も対応可能で、地域の学びや文化の場として親しまれています。
施設概要
- 施設名
利根沼田文化会館 プラネタリウム
- 住所
〒378-0051 沼田市上原町1801-2
- アクセス
バスでお越しの場合
【利根沼田文化会館前】 徒歩で約1分
【上原町】 徒歩で約6分
【沼田市保健福祉センター前】 徒歩で約6分
- 開館時間
午前8時30分〜午後10時
- 休館日
記載なし
- 電話番号
0278-24-2935
- 公式サイト
利根沼田文化会館 プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 映画館に近い形式で並んだ一般的なプラネタリウム座席が採用されています。ドーム全体を見渡しやすいように設計されており、観覧者が自然な姿勢で星空を楽しめるよう工夫されています。また、一部の座席にはリクライニング機能あり
- 施設規模
- ドーム径:8m|座席数:48席|座席の配列:同心円|水平
- 機種
- 五藤光学 GS-8-S
- チケット料金
- 無料
- 予約方法
- 毎週土曜日 午後2時~
- 午後1時30分より受付を行いますので、1階事務所にて
上映プログラム
- 現在上映中
- 『星あかりの奥利根 2025』──片品渓谷と武尊山の星景タイムラプスを8Kで再現する地元オリジナル作品
- 『ブラックホール・グラビティ』──CHIRON星空とCGでひもとく重力波・時空のひずみ
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:当日夜に見える星座・惑星をベテラン解説員が生トーク
- 幼児向け『ほしぞうくんと森のぼうけん』:20分短編+星座クイズ
- 特徴的な企画
- 星とオカリナの夕べ:最終土曜18:30、地元演奏家の生演奏と星空コラボ
- 熟睡プラ寝たリウム:冬季限定、利根川のせせらぎBGMとアロマで快眠誘導
- 流星群ナイト:ペルセウス・ふたご座流星群極大に合わせ夜間臨時投映+屋外観望会
おすすめポイント

八幡平湿原や片品渓谷の夜景を空撮し、夕焼けから天の川へシームレスに切り替える演出で旅情が倍増。

無料ながら1億個超の星が映る高精細ドームを体験でき、同日にホール公演や美術展も楽しめるコスパの高さが魅力。

春は星空×尺八、夏は流星観望、秋は紅葉ライトアップ特別投映、冬は熟睡プラ寝たリウムと季節ごとの仕掛けが豊富。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「無料でこの映像は驚き。奥利根の星空がリアル過ぎて鳥肌」
「親子ペアシートが寝転がれる角度で子どもが大喜び」
「流星群ナイトで実際の流れ星を10個も見られた。解説員さんのテンションが最高」
- 総評
利根沼田文化会館のプラネタリウムは、“星とのほっとする出会い”を体現する、温かみのある場所だと感じました。ドームの規模は控えめながらも、GS‑8‑Sによる光学投影が描く星々は、どこか懐かしい安心感を呼び起こします。上映後にもらえる星座早見盤には、「また家で星を探してみよう」の思いが自然と湧き、それが体験を持続させる素敵な仕掛けでした。
また、関東で最古の現役機という歴史がこの場所に重みを加えており、昭和レトロな趣と地域に根差したあたたかさが同居していて、大きな施設とは違う“生活の一部にある星空時間”という特別感がありました。これほど静かで親しみ深い体験は、他施設にはなかなかないのではと感じました。
近隣スポット情報
- 吹割の滝
“東洋のナイアガラ”と呼ばれる幅30 mの滝が巨岩を割る豪快な景観。 - 川場田園プラザ
地ビール工房や山賊焼きが評判、「道の駅全国1位」に輝いたグルメパーク。 - 沼田城址公園
春には約400本のソメイヨシノが咲き、天守台跡から関東平野を一望できる。