千葉県立佐原白楊高等学校には、屋上にプラネタリウムドームが設けられており、天文班が星座や神話を学びながら活用する設備として活発に運用されています。科学部の天文班では、放課後や文化祭の天体ショー、夏休みの夜間観望会などを通じて、望遠鏡による星や流星の観測・撮影展示も行っています。また、コニカミノルタのMO-6P投影機(1971年導入、ドーム直径6.5m)を、設置館として現役で使用していることも記録されています。教育活動の一環として、生徒自身が投影・解説する実践的な学びの場として機能しており、学校教育と天文への興味をつなぐ貴重な設備です。
施設概要
- 施設名
千葉県立佐原白楊高等学校 ― 校内プラネタリウム
- 住所
〒287-0003 千葉県香取市佐原イ 1985
- アクセス
- 公式サイト
千葉県立佐原白楊高等学校
座席・料金情報
- 公式な情報は公開されていません。
上映プログラム
- 現在上映中
- 現在一般公開の情報がありません。
おすすめポイント

高校生が自らシナリオ作成・解説に挑戦するため、観覧する小中学生にも分かりやすく、質問タイムが盛り上がる。

佐原の歴史的街並みと利根川の夜景を導入に使用し、鑑賞後に実際の星空で同じ星座を探したくなる没入型プログラム。

空気式ドームを地域公民館や小学校に持ち込み、移動が難しい子どもや高齢者も星空を楽しめる仕組みを展開。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「生徒さんの解説が丁寧で、星座を身近に感じられた」
「星景写真講座で撮った天の川を文化祭で展示でき、良い思い出になった」
- 総評
佐原白楊高校の屋上プラネタリウムは、「生徒が主役として星空を紡ぐ教室」として、とても印象的に映りました。MO-6Pという古き良き光学式機器を使い、それを生徒が手動で操作し、学びを編み出す姿には、温かみのあるリアルな教育の力強さが感じられます。科学部の天文班が、星の観測だけでなく「映し」「語り」「文化祭で見せる」など、能動的に星と向き合うプロセスは、単なる授業を越えた深い体験だと思います。
また、古いながらも現役で使われ続けている機器が、学校の歴史や伝統と共にあるのも素敵なところ。生徒たちが星空を“自分たちのもの”として扱い、観測成果を展示するスタイルは、地域と教育を星でつなぐ、小さくも確かな架け橋のように感じました。他の校内プラネタリウムにはない、日常の中で育まれる“星との共鳴場所”として、非常にユニークで心に残る存在ですね。
近隣スポット情報
- 伊能忠敬旧宅
日本地図を作った偉人の居宅と商家を見学、星の師でもあった伊能の功績を学べる。 - 水郷佐原あやめパーク
6〜7月に400品種150万本の花菖蒲が咲く水生植物園。 - 佐原の大祭(秋祭り)
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