千葉県長生郡長生村に位置する文化会館内のプラネタリウムは、ドーム直径10メートル・扇形の78席を備える中規模の施設で、五藤光学製の投影機が使用されています。主に10名以上の団体予約での利用が基本ですが、一部一般公開の日も設けられており、予約なしでも参加できる機会があります。季節ごとに内容が変わるプログラムでは、その時々の星座や物語を織り交ぜたアニメーション・解説映像が上映され、星空への興味を子どもにもわかりやすく引き出してくれます。アクセスはJR外房線・八積駅から徒歩5〜7分という便利さも魅力的です
施設概要
- 施設名
長生村文化会館 プラネタリウム室
- 住所
〒299-4336 長生郡長生村岩沼2119
- アクセス
JR八積駅から徒歩7分
- 開館時間
午前8時30分~午後5時まで
- 休館日
毎週月曜日、年末年始
- 電話番号
0475-32-5100
- 公式サイト
長生村文化会館 プラネタリウム室
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
- 座席は 扇形配置 となっており、ドームスクリーン全体が見やすく設計されています
- 施設規模
- ドーム径:10m|座席数:78席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GX-AT
- チケット料金
- 一般投影
- 高校生以上 200円 中学生 100円 村民・小学生以下 無料
- 特別投影
- 高校生以上 500円 4歳〜中学生 300円 幼児 無料
- 一般投影
- 予約方法
- 10名以上より、団体投影。
- 25名以上より、団体割引(半額)
- 入場券は、各回投影開始30分前から、文化会館1階事務室にて販売いたします。
上映プログラム
- 現在上映中
- 『星降る九十九里浜』── 夜の砂浜をドローン撮影し、夏の天の川へフェードインする長生村オリジナル番組
- 『ジュラシック★プラネット』── 恐竜と宇宙を旅する全天周アニメ(ファミリー向け)
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説(当夜に見える星座と惑星を生トーク)
- 幼児向け『ほしぞうくん☆キラキラおさんぽ』(15分+星座クイズ)
- 特徴的な企画
- 絵本×星空「おはなしプラネ」:図書室読み聞かせと星空投映をコラボ(毎月第1土曜)
- 流星群スペシャル:ペルセウス・ふたご座極大に夜間臨時投映+屋外観望会
おすすめポイント

光学機の鋭い星粒とレーザーCGを重ねるハイブリッド映像がワンコイン未満。天の川や流星の色彩まで再現するコスパの高さが魅力。

九十九里浜の漁火と満天の星を導入映像に採用し、観覧後に実際の浜辺へ出たくなる“体感型プログラム”を展開。

プラネ後は同じ建物で星座や海洋文化の本を借り、近隣の貝塚遺跡資料も見学できる——学びが連続する動線が好評。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「九十九里浜の夜景から星空に切り替わる瞬間が鳥肌」
「子ども100円はありがたい。星座クイズで家族全員盛り上がった」
「漁火と星の組合せが珍しく、外へ出て同じ星座を探したくなった」
- 総評
長生村文化会館のプラネタリウムは、「地域に寄り添う星の部屋」という温かさが心に残る施設でした。こぢんまりとしたドームに映し出される星空は、五藤光学らしい柔らかな輝きがあり、どこか懐かしい安心感があります。プログラムは季節の星座を生き生きと描き出す内容で、アニメーションや物語風の解説によって、子どもたちの目と心を自然と星に向かわせてくれそうです。上映機会が限られている分、訪れた際の特別感も濃く、まるで「この星空を自分のものにした」気持ちにもなるかもしれません。
また、八積駅から徒歩圏というアクセスの良さは、地域住民や近隣からの訪問者にも嬉しい配慮です。最新の映像設備を備える都会の施設とは異なり、ここには人の温もりと生活に根ざした星空体験がある——そんな、「静かに心に灯る星の優しさ」を感じさせる場だと思います。
近隣スポット情報
- 九十九里ビーチタワー
夕日と星が映える絶景展望塔、360°ビューで天体観測にも最適。 - 白子温泉 青松庭白砂
ヨウ素を含む療養泉と海の幸会席、プラネタリウム帰りの日帰り入浴に。 - 一松海岸潮干狩場
春はアサリとハマグリ掘り、夜は水平線に夏の大三角が昇るフォトスポット。