千葉県香取市にある「水郷小見川青少年自然の家」は、自然体験と星空学習が融合した施設で、敷地内には本格的なプラネタリウムが設けられています。2階にあるプラネタリウムドームは、ドーム径16メートル・座席数202席の広さを誇り、五藤光学のGMⅡ‑AT投影機による美麗な光学星空を提供します。一般公開は月に1回程度、午前10時~11時に実施され、予約不要で当日受付から気軽に参加可能。
また、季節ごとの星座解説や神話を交えた番組投影が行われ、「プラネタリウムコンサート」といった音楽と星空を楽しむ特別企画も開催されています。さらに、屋外活動プログラムやキャンプ等の場として利用されるこの施設は、星空体験を自然体験と一体化させた学びの拠点として個性的な魅力を放っています。
施設概要
- 施設名
千葉県立水郷小見川青少年自然の家 プラネタリウム
- 住所
〒289-0313 香取郡小見川町小見川5249-1
- アクセス
電車でお越しの方
JR成田線「小見川駅」下車徒歩30分
車でお越しの方
東関東自動車道「佐原香取I.C」から12km・約20分
- 開館時間
午前8時30分〜午後5時30分
- 電話番号
0478-82-1343
座席・料金情報
- シートの種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
- 見やすい角度に設定されたリクライニング機能付きの席も一部あり
- 施設規模
- ドーム径:16m|座席数:202席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GMⅡ-AT
- チケット料金
- 年に数回「プラネタリウム一般公開」の日あり
※詳細は公式HPをご覧ください。
- 年に数回「プラネタリウム一般公開」の日あり
上映プログラム
- 現在上映中
- 『水郷の星鏡(ほしかがみ)』── 利根川水面に映る天の川と流星群を8K空撮で再現
- 『ポラリスと森の冒険』── 恐竜キャラと旅する全天周アニメ(キッズ向け)
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ:当夜見える星座・惑星を生トークで解説
- 星空ヒーリング:水音BGMと光学星で15分のリラックスタイム(就寝前プログラム)
- 特徴的な企画
- サンライズ星空ツアー:深夜0時投映→利根川堤防で御来光観測(夏期限定)
- 流星群キャンプ:ペルセウス・ふたご座極大に夜間臨時投映+河川敷で寝転び観望
おすすめポイント

光学星で星座を学んだ直後に、照明の少ない堤防で天の川を肉眼観察。座学と実体験が一晩で完結します。

学校・サークル合宿はスケジュールに合わせて貸切上映ができ、ドーム泊を組み合わせた“星空お泊まり会”も人気。

「逆さ天の川」など水面反射の星景を導入映像に採用し、房総ならではの星空風景に没入できます。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「投映後に本物の天の川が頭上と水面に! 子どもが流れ星を30個カウント」
「200円で4K+光学星は破格。ヒーリング回で波音に癒やされ爆睡」
「自由研究プログラムが充実、星景写真がコンクールで入賞しました」
- 総評
水郷小見川のプラネタリウムは、「自然の中の星空劇場」として、日常とは異なる静謐で豊かな宇宙体験を提供してくれる場だと感じました。16メートルの広いドームに映し出されるGMⅡ‑ATのリアルな星空は、まるで森の中で寝転んで夜空を見上げているような没入感があり、情報端末では得られない“星の物語”が記憶に染み入ります。月1回の無料一般公開では、季節や神話に基づいたプログラムが展開され、気軽に深く星を知るきっかけになる点も嬉しいポイントです。
さらに、カヌーやネイチャーゲームと並んでプログラムの一環として組み合わせられる場の設計は、「星も自然の一部である」という体験全体を通じた学びを強く実感させてくれます。他の科学館や都市型施設とは異なり、“星と自然と学びが寄り添う贅沢な空間”として、訪れることで心と頭がそっと広がるような、他にはない魅力を持っていると思います。
近隣スポット情報
- 水の郷さわら
利根川河畔の道の駅、鰻の蒲焼と地元野菜が人気。 - 伊能忠敬旧宅
日本地図を作った偉人の居宅と商家を公開、星の観測道具も展示。 - 佐原の大祭(秋祭り)
ユネスコ無形文化遺産、10月中旬に山車と星空が競演する夜祭。