茨城県つくば市にある科学学習施設「つくばエキスポセンター」には、直径25.6mという世界でも最大級の巨大ドームを持つプラネタリウム「スペースシアター」が設置されています。最新鋭のデジタル映像システムにより、天の川や季節の星座、宇宙の銀河までを広大なスクリーンに鮮明に再現し、まるで宇宙空間に飛び込んだような感覚を得られるのが最大の特徴です。
また、定期的な投影プログラムのほか、英語対応もある上映が実施されており、多国籍の来場者や学びの場としても機能しています。プラネタリウム以外にも体験型展示が豊富で、空気砲を使った実験や未来の乗り物展示など、科学の原理を「見る」「触れる」「試す」スタイルで学べる構成が魅力です
施設概要
- 施設名
つくばエキスポセンター プラネタリウム
- 住所
〒305-0031 つくば市吾妻2-9
- アクセス
車でお越しの方
常磐自動車道[桜土浦I.C]をおりて、つくば方面へ
その先、国道354号大角豆(ささぎ)交差点を右折し下妻方面へ
学園東大通り(県道55号)を北上し、妻木交差点を左折して北大通り(県道244号)へ入り、1つ目の信号を左折、先の三叉路を右折して左手が当館(約8km、約15分)
圏央道[つくば中央IC]経由(約6km、約10分)
つくばエクスプレスでお越しの方
[つくば駅]下車、A2出口より徒歩5分(秋葉原↔つくば間 約45分)
JRでお越しの方
[ひたち野うしく駅]、[荒川沖駅]、[土浦駅]のいずれかの駅で下車し、[筑波大学中央]行きバスに乗り換え、[つくばセンター]下車
つくばセンターバスターミナルより徒歩5分
高速バスでお越しの方
東京駅八重洲南口から[つくばセンター]下車
つくばセンターバスターミナルより徒歩5分
- 開館時間
午前9時50分~午後5時(最終入館16時30分)
- 休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日休)、年末年始、その他臨時休館あり
- 電話番号
029-858-1100
- 公式サイト
つくばエキスポセンター プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)で、一部の席には快適に星空を鑑賞できるよう見やすい角度に調整可能なリクライニング機能が付いています。
- 施設規模
- ドーム径:25.6m|座席数:232席|座席の配列:一方向傾斜
- 機種
- コニカミノルタ GEMINISTAR Ⅲ(INFINIUM L + Media Globe Σ SE)
- チケット料金
- 入館料
おとな(18歳以上) 500円
こども(4歳~高校生) 250円 - プラネタリウム券
おとな(18歳以上) 500円
こども(4歳~高校生) 250円 - 鑑賞するためには入館券が必要です。
※3歳以下は無料
- 入館料
- 予約方法
- 1階チケットカウンターで当日券販売(開館9:50)/前売りオンラインチケットも対応
- 団体(20名以上)は利用希望日の2週間前までにWebフォームで申込み
上映プログラム
- 現在上映中
- 『つくば宙(そら)ものがたり2025』—研究学園都市の夜景タイムラプスから星空へシームレスに移行するオリジナル作品
- 『重力波を聴く—ブラックホールの鼓動』—最新天文学トピックを8K CGとCHIRON星空で解説
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:その夜の星座・惑星をベテラン解説員が生トーク
- 幼児向け『ほしぞらベビーカー』:20分短編+星座手遊び歌で初プラネタリウムに最適
- 特徴的な企画
- ナイトプラネ&ジャズライブ:最終土曜19:00、星空とプロジャズ演奏のコラボ
- 熟睡プラ寝たリウム:冬季限定、BGMとアロマで快眠誘導—いびき歓迎イベント
- 流星群スペシャル:極大日前後に23:00まで臨時投映+屋上望遠鏡観望会を実施
おすすめポイント

巨大スクリーンに1億個超の星が広がり、天の川の濃淡や星雲の微妙な色彩までくっきり。つくばの夜景とリアルタイム星空を比較できるのも都市型ならでは。

ロケット実機や無重力体験マシンで宇宙を体感したあと、プラネタリウムで星空を俯瞰、最後にサイエンスショーで物理原理を確認できる一日完結コースが好評。

つくば駅から徒歩5分、雨でも濡れずにアクセス。大人820円・子ども410円で国内トップクラスの星空を堪能でき、ナイト営業はデートスポットとしても人気上昇中。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「8Kレーザーの星が粒立って見えた。ブラックホール番組は臨場感が凄い」
「駅チカでベビーカーOK。幼児番組が20分なので子どもが飽きずに楽しめた」
「ジャズライブ×星空は贅沢すぎる時間。リクライニングで宇宙に浮かんでいる感覚」
- 総評
つくばエキスポセンターのプラネタリウムを体験した際の印象は、ただの星空鑑賞を超えて“空間ごと体験する宇宙”でした。25.6mという巨大ドームに映し出される映像は圧巻で、星や銀河が頭上を滑るように広がり、自分もそこに存在しているような気持ちになります。最新のCGによる宇宙の表現は、科学館の他の展示—例えば空気砲や未来の車—と同様、「体験して学ぶ科学」の理念を体現しており、子どもだけでなく大人もわくわくさせる演出力に感嘆しました。
英語対応上映がある点や、実験・体験型展示との連動も素晴らしく、プラネタリウムだけで終わらず、科学の好奇心が訪れる度に広がる構成になっています。他施設のように高度な技術力を見せびらかすわけではないですが、「感じる」「考える」「体験する」という科学教育の根底をしっかり満たしてくれる、この上ない星空空間でした。
近隣スポット情報
- つくばセンター広場
筑波山を模した芝生モニュメントと噴水が映えるイベント集積地。 - サイエンス・スクエアつくば(産業技術総合研究所)
ロボットや次世代材料を体験できる無料展示施設。 - 筑波宇宙センター(JAXA)
宇宙飛行士訓練施設とH-IIロケットを見学できる国内最大級の宇宙開発拠点。