熊谷市立文化センターのプラネタリウム館は、熊谷駅から徒歩5分、文化センター4階に位置する身近な科学教育拠点。ドーム直径12 m、約100席を備え、五藤光学製「URANUS(ウラノス)」投影機によって光学式の繊細な星空が再現されます。全天周映像技術により、地球から見える現在の星空に限らず、過去や未来、世界各地の星空を再構成できるのが大きな特徴です。
上映プログラムは多彩で、「おはなし天文館」、「星空の音楽会」、「星空ガイダンス」など、年齢や興味に応じた番組が定期的に行われています。また、屋上には口径40cm・反射式天体望遠鏡が備えられ、映像体験と実際の星観察をつなぐ構造が整えられています。投影は平日・週末を問わず1〜3回実施され、参加費は高校生以上100円、中学生以下50円と良心的で、障がい者手帳保持者と同伴者1名は無料になる配慮もされています。
施設概要
- 施設名
熊谷市立文化センター プラネタリウム館
- 住所
〒360-0036 熊谷市桜木町2-33-2
- アクセス
JRでお越しの方
JR熊谷駅、秩父鉄道熊谷駅下車。熊谷駅南口から直進、徒歩約4分
車でお越しの場合
東松山市・川越市方面から
国道407号を熊谷方面へ進み、荒川大橋を渡ったら最初の信号を右折。その後およそ550メートル直進すると丁字路に突き当たり、正面が目的地となります。
行田市・さいたま市方面から
国道17号(中山道)を熊谷方面に向かい、「熊谷市役所入口」交差点を左折して直進。アンダーパスを抜けて2つ目の信号を左折し、さらに約100メートル直進すると突き当たりが施設です。
深谷市・高崎市方面から
国道17号(中山道)を熊谷方面へ進み、「熊谷市役所入口」交差点を右折。そのまま直進し、アンダーパスを通過してから2つ目の信号を左折。さらに100メートル進むと丁字路の正面に施設があります。
- 開館時間
午前9時〜午後5時
- 休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月第1金曜日、年末年始、春と秋の特別整備期間
- 電話番号
048-525-4554
- 公式サイト
熊谷市立文化センター プラネタリウム館
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
- 見やすい角度に設定されたリクライニング機能付きの席も一部あり
- 施設規模
- ドーム径:12m|座席数:100席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GSS-URANUS
- チケット料金
- 高校生以上 100円 中学生以下 50円
- 予約方法
- 団体利用の申込みは、電話で直接プラネタリウム館にお申し込みください。
上映プログラム
- 現在上映中
- 『荒川の清流と星空 2025』—熊谷桜堤を染める桜並木から春の大三角へ飛び込む地元オリジナル番組
- 『月面探査ラビリンス』—最新アルテミス計画と月の裏側を4K CGで探訪
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:当夜に見える星座・惑星を生トークで紹介
- 幼児向け『ほしぞうくん☆おやすみ前の星さんぽ』:15分+星座クイズ
- 特徴的な企画
- ナイトプラネ×サックスライブ(最終土曜18 : 30)
- 夏休み自由研究ワークショップ:星座早見盤づくり&観望ノート講座
- 流星群スペシャル:ペルセウス・ふたご座極大に夜間臨時投映+屋上観望会
おすすめポイント

地元名所「熊谷桜堤」をドローン撮影し、ピンクの花吹雪から星空へシームレスに切り替える導入演出が唯一無二。外へ出れば実際の桜並木で星座を探せる体感型プログラムだ。

光学機のシャープな星粒にレーザーCGが星雲・銀河を重ね、天の川の濃淡や惑星の色彩までリアルに再現。大人ワンコイン以下の圧倒的コスパが魅力。

プラネタリウムで宇宙を体験→図書館で天文書を借りる→夜はホールコンサートへ、という完結型カルチャーコースが組める。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「桜堤の夜景から星空に変わる瞬間が鳥肌もの。地元愛が深まった」
「子ども50円は破格。星座クイズで大盛り上がり、帰宅後ベランダで星探し」
「光学星の細かさは必見。ナイトライブは音と星が一体化して最高の癒やし」
- 総評
熊谷市立文化センターのプラネタリウムは、「技術力と親しみやすさを穏やかに両立した日常の宇宙空間」といった印象でした。12 mドームを通じて広がるURANUSの星々は、CGにはない温かみと奥行きをもたらし、静かに心に浸透してくるような映像体験が魅力です。さらに、「おはなし天文館」や「星空の音楽会」といった多彩な番組は、星空を映像として楽しませるだけでなく、物語や音楽と結びつけて情緒豊かな体験を提供してくれます。
屋上に備えられた天体望遠鏡で、映像で見た星を実際の夜空で確認できる流れも、体験をより具体的に深めてくれる素晴らしい工夫です。料金が大人100円、中学生以下50円という良心的な設定で、子どもから大人まで気軽に訪れられるのも大きな魅力。都会の中にありながら、静かに心地よく「星に寄り添える場」という存在感を放つ施設で、他の大規模プラネタリウムとは違う、地域に根ざした温かさと知性が同居する空間だと感じました。
近隣スポット情報
- 熊谷桜堤
荒川土手の約2 kmに500本のソメイヨシノ、春はピンクのトンネルに。 - 妻沼聖天山 歓喜院
国宝の極彩色彫刻「歓喜院聖天堂」が必見のパワースポット。 - 道の駅めぬま「めぬまアグリパーク」 — バラ園と地産野菜直売、レンタサイクルで利根川サイクリングも。