川越市の児童厚生施設「こどもの城」には、ドーム直径約12m・同心円配列96席のプラネタリウムが設置されています。投影機は五藤光学製「GX‑AT」で、光学によるリアルな星空の美しさを大切にしつつ、季節に応じたオリジナル番組を継続的に上映しているのが特徴です。
開館日の午後3時30分に毎回投影がスタートし、所要時間は35〜40分ほど。観覧料は1人100円とリーズナブルで、未就学児は保護者の同伴が必須ですが、大人のみの観覧も可能です。また、子ども向け施設の中に位置しながらも大人も楽しめる設計で、季節の星座やストーリー性の高い投影内容に定評があります
施設概要
- 施設名
川越市児童センター こどもの城 プラネタリウム
- 住所
〒350-0824 川越市石原町1-41-2
- アクセス
東武東上線「川越」駅発、東武バスより「月吉町」経由「神明町車庫」行「児童センター」降車
- 開館時間
午前9時30分〜午後5時30分
- 休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 電話番号
049-225-7289
- 公式サイト
川越市児童センター こどもの城
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
- 見やすい角度に設定されたリクライニング機能付きの席も一部あり
- 施設規模
- ドーム径:12m|座席数:98席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GX-AT
- チケット料金
- 100円
- 予約方法
- 投影開始時間までに事務室窓口でチケットを購入
上映プログラム
- 現在上映中
- 『星降る川越蔵のまち』—時の鐘や蔵造りの街並みを夜間ドローン撮影し、星空へシームレスに移行する地元オリジナル番組
- 『ポラリスとまほうの流れ星』—恐竜と宇宙探検をミックスした全天周アニメ(子ども向け)
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:その夜に見える星座・惑星を生トークでガイド
- 幼児向け『ほしぞうくんとキラキラおさんぽ』:15分+星座クイズで小さなお子さまも安心
- 特徴的な企画
- おはなしプラネ:絵本読み聞かせ+星空投映(毎月第1土曜)
- 流星群スペシャル:ペルセウス・ふたご座流星群極大に夜間臨時投映+芝生観望会
おすすめポイント

時の鐘や菓子屋横丁の夜景を導入に使い、ドーム内で星座を学んだあと実際の街並みで同じ星空を探したくなる。

光学機が映す細かな星粒にHD CGを重ね、天の川や流星をリアルに再現。親子のお財布に優しいコスパでリピーター続出。

大型ボールプールや木工クラフト室と同じ建物内。雨の日でも「遊び→星空→読書」がワンストップで楽しめる。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「川越の夜景から星空に変わるシーンが圧巻。歴史ある街と宇宙がつながった」
「100円で宇宙旅行! 子どもが星座クイズにはまり自宅でも夜空を見上げるように」
「木工室で作った星座キーホルダーが自由研究に役立った」
- 総評
川越市こどもの城のプラネタリウムは、まさに「地域に根ざした星空の小部屋」として、日常のちょっとした特別を演出してくれます。12mドームに広がる光学式の星像は、デジタル映像よりも温かみと奥行きがあり、それがかえって心地よい没入感をもたらします。職員が手づくりするオリジナル番組と組み合わさることで、表層的な鑑賞を超えた、「物語を感じる星空」が立ち上がるようです。投影は月曜日を除いた、毎日午後3時30分開始、40分程度という気軽さも日常に溶け込みやすく、観覧料も100円と驚くほど良心的。大人だけでも楽しめる配慮も、プラネタリウムが“誰でも受け入れてくれる場所”であることを感じさせます。形式に凝らず、でも深く心に響く、まちの星空アトリエのような存在。大きく華やかな施設とは違う、静かに記憶に残る星空体験がここにはあります。
近隣スポット情報
- 時の鐘
江戸初期創建の鐘楼で川越のシンボル、夕暮れのライトアップが写真映え。 - 川越氷川神社
良縁や縁結びで有名、夏の風鈴回廊と鯛みくじが話題。 - 小江戸蔵里
酒蔵を改装した観光施設、地酒とサツマイモスイーツの食べ歩きが楽しめる。