葛飾区郷土と天文の博物館は、葛飾の文化や歴史を紹介する郷土展示と、宇宙への探求を重ねた天文展示がひとつになったユニークな施設です。プラネタリウムは直径18 m・145席の傾斜型ドームを備え、光学式「インフィニウムΣ」とデジタル式「スカイマックスDS2R2」を融合した最新鋭の投影機「ジェミニスターΣ KATSUSHIKA」が導入されています。すべて館内制作のオリジナル番組で、生解説を中心に進行され、参加型のクイズボタンも装備されるなど、能動的な鑑賞が楽しめます。
入館料もリーズナブルで、大人100円・プラネタリウム観覧350円、小中学生は入館50円・観覧100円(幼児50円)と、家族連れや子どもにも配慮されています。さらに、天体観測室や太陽望遠鏡、振り子などの展示もあり、星空観察と博物館展示が一体となった体験型の学びの場です。
施設概要
- 施設名
葛飾区郷土と天文の博物館(プラネタリウム愛称:コスモチカラドーム)
- 住所
〒125-0063 葛飾区白鳥3-25-1
- アクセス
電車でお越しの方
京成電鉄「お花茶屋」駅下車 徒歩約8分
JR「亀有」駅下車 徒歩約25分
車でお越しの方
首都高速6号向島線下り・中央環状線内回り 「小菅」出口より車で5分
首都高速中央環状線 「四つ木」出口より車で5分
首都高速中央環状線 外回り「千住新橋」出口より車で10分
首都高速6号三郷線 「加平」出口より車で10分
水戸街道(国道6号線) 「白鳥」交差点より車で3分
- 開館時間
火曜日から木曜日 午前9時~午後5時
金曜日・土曜日(祝日を除く) 午前9時~午後9時
日曜日・祝日 午前9時~午後5時
- 休館日
月曜日(祝日の場合は開館)、第2・4火曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日は休館)、年末年始
- 電話番号
03-3838-1101
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)座席は扇形に配置されており、ドーム全体を見渡しやすい設計です。幅広の階段状スタイルで、観覧者が背後を気にせず快適に鑑賞できます。
- リクライニング機能付きの席も一部あり
- 施設規模
- ドーム径:18m|座席数:140席|座席の配列:一方向傾斜|傾斜角:15度
- 機種
- コニカミノルタ Gemini Star Σ Katsushika (Infinium Σ +SKYMAX DSⅡ-R2(4K)+Media Globe Σ 4KTEL)
- 観覧料
- 入館料(プラネタリウムのみをご覧になる場合も入館料が必要)
- 大人 100円(80円) 小中学生 50円(40円) 幼児 無料
- ※かっこ内は20人以上の団体
- プラネタリウム観覧料
- 大人 350円(280円) 小中学生 100円(80円) 幼児 50円(40円)
- ※幼児は座席を使う場合料金が発生
- ※かっこ内は20人以上の団体
- 入館料(プラネタリウムのみをご覧になる場合も入館料が必要)
- 購入・予約方法
- 当館を20人以上の団体でご利用いただく際には、事前にご連絡ください。
上映プログラム
- 現在上映中
- 『荒川の夜空とスカイツリー』 ─ 葛飾花火と首都高灯火がつなぐ夏の天の川(博物館オリジナル 8K 番組)
- 『ブラックホール・グラビティ』 ─ 光学星×CGで感じる重力波と時空のゆがみ
- 『ちいかわ ほしとふしぎなキャンプ』 ─ 人気キャラがペルセウス座流星群を求めて冒険(ファミリー向け)
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:当夜に見える星座・惑星を専門スタッフが生トーク
- プラネ de ヒーリング:α波BGMと波音で15分間の深呼吸タイム
- 特徴的な企画
- 星を聴くジャズナイト:毎月最終土曜 19:00、サックス生演奏×星空コラボ
- 流星群深夜スペシャル:ペルセウス・ふたご座極大日に23:00〜翌1:00臨時投映+屋上観望会
おすすめポイント

1億個超の恒星を映し出す光学星に8KレーザーCGを重ね、流星の尾や星雲の色彩まで圧倒的リアリティで再現。都内屈指の没入感。

区民が誇る荒川土手の夜景や柴又帝釈天の参道を導入映像に採用。観覧後に同じ場所で星座を探したくなる体感型プログラムが人気。

1F常設展で江戸川の生態・寅さんの下町文化を学び、3Fドームで宇宙を俯瞰、屋上望遠鏡で実際の星を観測——学びの三段跳びが一日で完結。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「350円で23 mドームは破格。花火と星のシームレス演出に鳥肌」
「ちいかわ番組に子ども大興奮、展示室の寅さんコーナーでも盛り上がった」
「ヒーリング回は完全に寝落ち。仕事帰りのストレスが吹き飛ぶ」
- 総評
葛飾区郷土と天文の博物館のプラネタリウムは、「地域の歴史と宇宙が溶け合う体験の交差点」のようで、とても心に残る場所だと思います。18 mのドームに映し出される光学式とデジタル式による星空は、鮮やかさと温かみを兼ね備え、映像表現の幅がとても豊かです。すべてオリジナルで構成される番組や参加型のクイズ演出、生解説による語りは、ただ見るだけでなく“星と対話する場”を作り出してくれます。
それにプラネタリウムだけで終わらず、地域の歴史展示や天体観測室、太陽望遠鏡、振り子など、触れ学びのコンテンツが周囲に充実しているのが素晴らしい。料金も大人350円、子ども100円とお財布に優しく、誰でも気軽に宇宙への扉を開ける点も大きな魅力です。郷土と宇宙が同じ屋根の下で語りかけてくるこの空間は、“地域の時間を星で感じる場”として、他にはない記憶と感動を心に残してくれそうです。
近隣スポット情報
- 柴又帝釈天 題経寺
寅さんの聖地。参道グルメと江戸情緒あふれる庭園が魅力。 - 水元公園・メタセコイアの森
23区最大級の水郷公園。初夏は花菖蒲、秋は紅葉ライトアップで星と撮影も◎。 - 堀切菖蒲園
花菖蒲200種6,000株が初夏を彩る無料庭園、夜は隅田川花火と星空の穴場。