埼玉県久喜市にある久喜総合文化会館には、約15mドーム・136席を備えたプラネタリウムが設置されています。伝統的な光学式投影機(五藤光学 GXII‑AT)を使ったリアルな星空再現に加え、プログラム構成も個性的。前半では解説員による当日の星空案内を肉声で伝え、後半は毎月替わるテーマ番組を上映するという、構成の緩急が魅力です。生解説が基本なのも特徴で、同じ番組でも解説者や日によって内容が変化するため、何度訪れても新鮮です。
さらに、夏休みやGWにはクイズ形式の投映や全天周映像といった特別企画も展開し、子どもから大人まで楽しめる学びの工夫が詰まっています。アクセスも良好で、久喜駅西口から徒歩15分(バス利用も可能)、駐車場も無料で利用できるのも利用者に優しい設計です
施設概要
- 施設名
久喜総合文化会館 プラネタリウム
- 住所
〒346-0022 久喜市大字下早見140
- アクセス
JRでお越しの方
東武鉄道久喜駅西口より徒歩約15分
バスでお越しの方
久喜駅西口より市役所行きの市内循環バス
車でお越しの方
久喜インターチェンジより車で約5分
- 開館時間
午前9時〜午後9時30分
- 休館日
毎月第4火曜日、年末年始
- 電話番号
0480-21-1799
- 公式サイト
久喜総合文化会館 プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い配置)で、ドームの中心を見やすいように設計されています。一部の座席にはリクライニング機能あり
- 施設規模
- ドーム径:15m|座席数:136席|座席の配列:扇形|水平
- 機種
- 五藤光学 GMⅡ-AT
- チケット料金
- 高校生以上 300円
- 3歳〜中学生 100円
- 予約方法
- 団体(20名利用)割引あり
- 高校生以上250円、3歳〜中学生50円
※詳細は公式HPをご覧ください。
上映プログラム
- 現在上映中
- 『星降る久喜・利根大堰の夜』──利根川と筑波山を望む夜景タイムラプスから春の星座へつながるオリジナル作品
- 『月面探査アルテミス』──NASA最新計画を4KCGで追う科学ドキュメンタリー
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:当夜に見える星座・惑星を生トークでガイド
- 幼児向け『ほしぞうくん☆キラキラおさんぽ』:15分短編+星座クイズ
- 特徴的な企画
- 絵本×星空「おはなしプラネ」:図書館読み聞かせとコラボ(毎月第1土曜)
- 流星群スペシャル:ペルセウス・ふたご座極大に夜間臨時投映+河川敷で観望会
おすすめポイント

鮮明な光学星にCG映像を重ね、天の川や惑星の色彩をリアルに再現。ワンコイン未満で高品質星空を気軽に楽しめる。

川面に映る夕陽と筑波山のシルエットから星空へ切り替わる導入演出で、鑑賞後に実際の河川敷で星座を探したくなる。

プラネタリウムの後は図書館で天文書を借りたり、夜はホールでコンサートを楽しんだりと文化三昧の休日プランが組める。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「300円で宇宙旅行。子どもが星座クイズに夢中でリピーター確定」
「利根川のドローン映像がリアル。帰りに堤防で同じ星座を探したら感動が倍増」
「おはなしプラネは絵本と星がリンクして大人も癒やされた」
- 総評
久喜総合文化会館のプラネタリウムを体験して印象に残ったのは、“手作りと工夫が温かく伝わる星空の時間”ということです。技術的に最新型とは言えないかもしれませんが、その光学式ならではの星の揺らぎと、生解説の言葉のひとつひとつに、人が向きあって作る宇宙の親しみを感じました。とくに、前半の星空案内で「その夜に見える星座」を教えてくれる構成は、星を見る楽しさの引き金になり、後半のテーマ番組へと実に自然につながります。
日によって内容が変わるので、何度でも“同じで違う”体験になるのもいいですね。質素な演出ながら、観る人の記憶にじんわりと響く構成になっていて、“日常に溶け込む星空の教室”のような雰囲気が心地よいです。カップル、子ども、教育目的でも幅広く楽しめ、かつアクセスや料金が現実的というのも、この施設の地に足のついた魅力だと思います。他にはない、あたたかく続く星の思い出が作れる施設だと感じました。
近隣スポット情報
- 鷲宮神社
アニメ聖地としても有名、関東最古級の大社で縁結びの御朱印が人気。 - 久喜菖蒲公園
周囲4 kmの大池でボート遊びと四季の花散策が楽しめる県営公園。 - 栗橋関所跡・利根川河川敷
江戸時代の関所跡、夕焼けと満天星が同時に楽しめるフォトスポット。