相模原市立博物館は2025年7月16日にプラネタリウムを大幅リニューアルし、世界初となる「10億個の星空」と「8K全天周映像」が融合するハイブリッド方式を採用した最新システム「CHIRON III SAGAMIHARA」を導入しました。ドーム径は23メートルと県内でも最大級で、スクリーンの反射率がアップし、パネルの継ぎ目が見えにくくなるなど視覚的な没入感を高める改修がなされています。 光学式プロジェクターによる精緻な星の再現に加えて、8Kデジタル映像で宇宙や星雲の迫力ある表現が可能となり、観客はこれまで以上に“本物の宇宙”を感じることができます。
また、隣接するJAXA相模原キャンパスとの連携もあり、宇宙探査ミッションなどがテーマの映像番組を制作・上映するオリジナルコンテンツがある点も魅力のひとつです。展示施設としては「天文展示室 宇宙とつながる」「天文研究室・市民研究室」が用意されており、プラネタリウムだけでなく実際の研究・観測・科学教育への入り口としての機能も担っています。
施設概要
- 施設名
相模原市立博物館 プラネタリウム・全天周映画館
- 住所
〒229-0021 相模原市高根3-1-15
- アクセス
車でお越しの方
国道16号「共和4丁目」交差点を西へ500m
電車でお越しの方
JR横浜線 淵野辺駅南口から徒歩約20分
バスでお越しの方
JR横浜線・淵野辺駅南口から
神奈中バス2番のりばより、淵37系統「青葉循環(左回り・淵野辺駅南口行)」または淵36系統「青葉循環(右回り・淵野辺駅南口行)」に乗車。「市立博物館前」で下車すぐ。所要時間は左回りが約5分、右回りは約19分。なお、左回りの運行がない時間帯もあります。
JR横浜線・相模原駅南口から
4番のりばから神奈中バス相02系統「相模大野北口行(鵜野森経由)」に乗車し、「宇宙科学研究本部」で下車(約11分)。そこから徒歩8分
小田急線・相模大野駅北口から
5番のりばより神奈中バス相02系統「相模原駅南口行(鵜野森経由)」に乗車。「宇宙科学研究本部」で下車(所要時間約22分)。その後徒歩8分
JR相模線・上溝駅から
4番のりばから神奈中バス淵52・淵53・淵59系統「淵野辺駅南口行」に乗車し、「弥栄」で下車(約11分)。下車後は徒歩11分
- 開館時間
午前9時30分~午後5時
- 休館日
毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、国民の祝日の翌日、年末年始
- 電話番号
042-750-8030
- 公式サイト
相模原市立博物館
座席・料金情報
- 座席の種類
- 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
- ペアシート」2人掛け1席と、「シングル特別席」1人掛け3席が設置されており、リクライニング機能付き
- 施設規模
- ドーム径:23m|座席数:210席|座席の配列:一方向傾斜|傾斜角:25度
- 機種
- 五藤光学 光学式投影機:CHIRON Ⅲ SAGAMIHARA+全天周デジタル映像システム:VIRTUARIUM Ⅱ R7
- 料金
- プラネタリウム・全天周映画観覧料
- 大人 500円 こども 200円
- ※こどもは、小中学生です。未就学児は無料です。
- ※市内在住か在学の小中学生は、団体利用を除き無料です。
- 団体利用(20名以上)
- 大人 400円 こども 160円
- プラネタリウム・全天周映画特別席料金
- 大人 600円 こども 300円
- プラネタリウム・全天周映画観覧料
- 購入・予約方法
- 観覧券は、前売り券なし
- 開館時間(午前9時30分)から券売機で販売
上映プログラム
- 現在上映中
- 季節の星空解説(生解説)
学芸員による当日の星空解説番組 - こどもプラネタリウム
博物館のキャラが登場する子ども向けオリジナル作品
- 季節の星空解説(生解説)
- 定番プログラム
- 全天周ドーム映画
宇宙、自然、動物などドーム全体を使った映像作品 - 生解説付きプログラム
星座や天体現象を専門解説員が丁寧に紹介
- 全天周ドーム映画
- 特徴的な企画
- 星空観望会
屋上テラスまたは40cm望遠鏡で天体観望イベントを月2回開催(予約制) - プラネタリウム歴史展
旧投影機GSS‑HELIOSや仕組み紹介など、展示室で常設解説 - リニューアル記念イベント
2025年7月に「10億星×8K全天周」を世界初体験できる式典上映
- 星空観望会
おすすめポイント

直径23mの大迫力ドームと全天周映画館を備え、対面するJAXA相模原キャンパスと連動した宇宙関連展示・講座を頻繁に開催。

屋上や望遠鏡を用いた星空観望イベントが人気。投影と実際の観察を組み合わせることで学びが深まります。

2025年7月リニューアル予定の先進ハイブリッド投影システムは、光学10億星+8Kデジタル映像の組み合わせで臨場感倍増。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「家族で全天周映画に圧倒されました。子どもも食いついてました」
「星空観望会が楽しく、実際に天体を見られるのが良い」
「リーズナブルなのに内容が濃く、雨の日の定番スポットです」
- 総評
相模原市立博物館の新しいプラネタリウムは、「星の数で驚かせ、映像で引き込む」類を見ない体験を提供してくれる場所だと感じました。23メートルという大きなドームいっぱいに広がる10億個もの光が、ただ星を眺めるだけでなく、宇宙の「深さ」や「静けさ」を身体で感じさせます。8K映像との融合で星雲や銀河の細部までくっきり見えることで、映像が星そのもののようにリアルに迫ってきて、“目を開けていることを忘れる”瞬間もありました。
さらに、JAXAと連携したオリジナル番組があることで、映像が“ただ美しいドキュメンタリー”にとどまらず、現在の宇宙探査と未来への問いを含む内容になる点が特に魅力的です。天文展示室や市民研究室が備わっているのも、星空を見たあと、「もっと知りたい」という好奇心を直接つなげられる構造になっていて、単なる鑑賞施設を越えて知の拠点であると感じます。
視覚的・感覚的に贅沢な体験を求める人にとって、このプラネタリウムは“星にも映像にも浸る夜”を保証してくれる場所だと思います。他施設と比べても、星の表現力、映像のクオリティ、学びの内容、そして未来を見据えるテーマ性の高さが際立っており、記憶に残る星空体験になると確信します。
近隣スポット情報
- JAXA相模原キャンパス
小惑星探査機「はやぶさ」の研究拠点で、施設見学や講座参加も可能です。 - 県立相模原公園
広大な緑と遊具が揃った自然公園で、科学館訪問前後にピッタリ。 - 国立相模原病院ふれあいの森
森の中の散策路や自然体験が楽しめる静かな散策スポットです。