埼玉県越谷市にある児童館コスモスは、児童館でありながら「天文と物理」をテーマとする子ども科学館の機能を併せ持ち、独特の存在感を放つ施設です。館内は1階が遊び場、2階に天文展示とプラネタリウム室(ドーム径12m・約100席)を配置。光学式投影機・五藤光学製「GX‑AT」によるリアルな星空表現に加え、デジタル投影にも対応しており、映像と言葉の両方を用いた学びやすい設計です(1987年導入、現在も現役)。
屋上には天体観測室も備わっており、観望会と組み合わせた映像+実際の星空の体験が可能。季節ごとの星空案内や絵本・物語を交えたオリジナル番組も多く、親子で気軽にスターリーナイトを楽しむ学びの拠点として長く親しまれています
施設概要
- 施設名
越谷市立児童館コスモス プラネタリウム
- 住所
〒343-0042 埼玉県越谷市千間台東2丁目9−9 越谷市立児童館コスモス
- アクセス
「老人福祉センター(くすのき荘)」行き・児童館コスモス前下車(茨城急行バス)
- 開館時間
午前9時から午後5時
- 休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌火曜日が休館)、年末年始
- 電話番号
0489781515
- 公式サイト
越谷市立児童館コスモス プラネタリウム
座席・料金情報
- 座席の種類
- 映画館のように整然と並んだ一般的な座席形式を採用しています。ドーム型の天井を見上げやすいように配置されており、子どもから大人まで快適に星空を楽しめる設計です。また、一部の座席にはリクライニング機能あり
- 施設規模
- ドーム直径:12 m(水平型)座席数:定員は約80~100名程度
- 機種
- 五藤光学研究所製「GX-AT」
- チケット料金
- 小学生以上 1人1回100円
- 予約方法
- 火曜・水曜・木曜・金曜が団体投影日
- 土・日・祝日が一般観覧日。11時、14時、15時30分
- ※投影7分前に観覧券販売終了
上映プログラム
- 現在上映中
- 『星降るレイクタウンの夜』──日本最大級の湖沼型ショッピングモールと元荒川河畔を空撮し春の星座へつなぐオリジナル番組
- 『ミッション・アルテミス』──NASAの月面基地計画を4K CGで追う科学ドキュメンタリー
- 定番プログラム
- 四季の星空ライブ解説:その夜に見える星座・惑星をベテラン解説員が生トーク
- 幼児向け『ほしぞうくん☆キラキラおさんぽ』:15分短編+星座クイズで小さなお子さまも安心
- 特徴的な企画
- 絵本×星空「おはなしプラネ」:図書館読み聞かせと星空投映をコラボ(毎月第1土曜)
- 流星群スペシャル:極大日前後に夜間臨時投映+芝生広場で観望会
おすすめポイント

シャープな光学星にHDレーザーCGを重ね、天の川の微妙な色彩までリアル。ワンコイン未満で高品質星空を気軽に体験できる。

水辺の夕景から星空へ切り替わる導入演出で、観覧後に実際の湖畔で星座を探したくなる“体感型プログラム”。

大型アスレチック・木工クラフト室・乳幼児ひろばと同じ建物内。雨の日でも「遊ぶ→学ぶ→読書」がワンストップで完結する。
訪れた人の声と総評
- 訪れた人の声
「100円で宇宙旅行! 子どもが星座クイズにはまりリピーターに」
「レイクタウンの夜景から星空へワープする映像が幻想的。地元愛が深まる」
「自由研究ワークショップで作った早見盤が宿題に役立ち、親も助かった」
- 総評
越谷市児童館コスモスのプラネタリウムは、“遊び場と星空の出会いの場”として、日常に温かく溶け込む素敵な存在感を持っていると感じました。GX-ATが描き出す光学的な星の煌きは、最新技術では得られない深みのある静謐さがあり、そこへ物語性や絵本を取り入れた番組構成が、星空への興味を自然に引き出してくれます。特に、子どもの気持ちを尊重した上映スタイル(例えば幼児の途中退出OKなど)は、親子両方の安心感を重視した優しさが伝わります。
そして、館内の遊び場や実験コーナーとプラネタリウムが連携する構成は、体で学ぶ喜びを星空へとつなげる体験設計として秀逸。静かな感動と知的好奇心が共存できる場であり、“星を身近にする”日常の一部として記憶に残る場所です。他の施設とは違う、心に寄り添うゆるやかな宇宙体験がこの館の魅力だと思います。
近隣スポット情報
- 越谷レイクタウン
湖を中心にアウトレットと大型モールが並ぶ国内最大級の水辺ショッピングリゾート。 - しらこばと水上公園
夏はプール、秋冬はフィッシングとBBQが楽しめる多目的アウトドア施設。 - 越谷市立博物館
古民家を移築した庭園と越谷の歴史資料が充実、四季の企画展が人気。