慶應義塾高等学校 校内プラネタリウム

神奈川県

慶應義塾高等学校(日吉キャンパス)には、1973年11月に設置された校内プラネタリウムがあり、特別教室棟(現特別教室A棟)の3階に位置しています。五藤光学製の“GS-8”というモデルで、設置から50年を超える歴史を持ちながら、地学部を中心に文化祭や学校説明会などで現役で使用されている現存最古級の校内プラネタリウムのひとつです。

校内用途が主であり、公には一般公開されていないため鑑賞機会は限られているものの、生徒が星空映像を操作するなど、教育利用としての実践性が高く、理科教育や天文興味の育成の場として価値があります。また、校内行事で見学可能な期間が設定されており、学校の教育施設として保守・管理が続けられてきた点も見逃せません。

施設概要

  • 施設名
    慶應義塾高等学校 校内プラネタリウム
  • 住所
    〒223-0061 神奈川県横浜市港北区日吉4丁目1−2

アクセス

  • 電話番号
    0455661381

座席・料金情報

  • 座席
    • 一般的なプラネタリウム座席(映画館に近い形式)
  • 施設規模
    • ドーム径:不明 座席数:不明
  • 機種
    • 五藤光学 製 GS-8
  • 料金
    • 学校行事や部活動利用が主で、一般公開は基本的に行われず、見学は学校説明会・文化祭など限定的
  • 利用形態
    • 地学部による学内投影
    • 日吉祭など文化祭で来場者への一般公開あり

上映プログラム

  • 現在上映中
    • 地学部特別投影
      部員が制作した投影プログラムで専門性の高い星空紹介が行われています。
  • 定番プログラム
    • 星空講座(授業形式)
      天体の基本から季節ごとの星空案内まで、地学授業に沿った教育内容です。
  • 特徴的な企画
    • 文化祭プラネタリウム上映
      日吉祭など生徒主導によるプログラムが午後〜夕方に一般来場者向けに公開 。
    • 学習成果発表投影
      地学部員が作成したオリジナル解説プログラムの成果発表の場として活用されます。

おすすめポイント

五藤光学製GS‑8で長年活用されており、歴史を感じさせる機材ながらも現役稼働中という貴重な存在です。

地学部員が投影・解説を担当することで、来場者が“教える学生”から“教わる体験”を通じて学びに触れられます。また、文化祭などでは来場者向けの公開も実施されています。

通常は校内利用ですが、学校説明会や文化祭(例:日吉祭)で公開され、外部者も視聴可能な機会が設けられており“学校×プラネタリウム”を体験できる特色があります。

訪れた人の声と総評

  • 訪れた人の声
    「地学部学生が自分たちで演出している点に感動した」
    「GS‑8の古き良き機材で見る星空にノスタルジーを感じた」
    「文化祭で見学したが、学校行事と連動した投影は他ではなかった」
  • 総評
    慶應義塾高校のプラネタリウムは、「学校という日常の中にひそかに佇む星の物語」を感じさせてくれる、静かな存在だと思います。1973年設置のGS-8という古めの光学式機器が、逆に年月を経た質朴さと温かさを持っており、生徒が操作したり、部活動の中で使われたりすることで、星を“教科書外の体験”として身近にしている点が印象的です。他の学校行事や文化祭で一夜限りの公開がなされることが、生徒の主体的な学びや創造性を育むきっかけにもなっているでしょう。
    一般公開が稀で「見る機会が限られている」ことは惜しいですが、その希少性もまた、このプラネタリウムが持つ魅力の一部だと思います。学校内にありながら、星空を映し出す装置として長年使われ続けてきたこと、その歴史が刻まれた空間で星を見上げることには、単なる鑑賞以上の“時間の重み”があります。他のプラネタリウムが最新の映像技術や豪華な演出を売りにする中で、慶應高校のこの設備は、星を見る原初の喜びを思い出させてくれる、静かな誇りと愛着を感じさせる場所です。

近隣スポット情報

飯塚瑠衣

小さなころから星空を眺めるのが好きで、家族旅行のたびに各地のプラネタリウムをめぐってきました!社会人になった今も、その趣味は変わらず、これまでに全国50か所以上のプラネタリウムを訪れています。
このサイトでは、「これから行ってみたい人が、安心して選べるように」「もっと多くの人に、星空の魅力を届けたい」という想いから、各施設の見どころ・アクセス・座席情報などをわかりやすく紹介しています。
どんな方でも楽しめる“星の世界”を、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

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